ガラスの怪物

 

この9月に公演される舞台「ガラスの怪物」の宣伝美術を担当させていただいた。
”宣伝美術”いい響きだなぁ。ヨコモジよりも、なんかかっこいい。笑

ある日、以前に少しだけ仕事でご一緒させていただいたカメラマンのマサさんに声をかけていただき、
かなり長い期間(半年は経っている気がする。。)悩みに悩んで、こうしましょう!と言っていたのをひっくり返したりそれをまた返したりでなんとかここまでこぎつけた。
こうやって声をかけてもらえるうちが華だなぁと思う。
一回一回、一つ一つ丁寧に作っていれば、きっと見てくれている人がいてくれる。
どこかでちらっと手を抜いたら、それこそガラスのように徐々にひび割れていくだろう。
淡々と、細部にこだわり、それでいてダイナミックに。頑張ろう。

コピーは少し激しめな感じだけれど、きっと誰にでもあり、どこにでも起こりそうな、
たった一言ですれ違ったり、何かしっくり来なくなったり、一見元に戻ったようでも完全には元に戻らない、という物語を、ガラスというタイトルに込めている。
撮影は、なかなか手の込んだ仕込みをして行った。手法は企業秘密です。

ガラスが割れる、というのは圧力がかかって小さな傷が広がっていくということなのだろうが、
割れた瞬間に、何か他のものも形がなくなってしまったような気さえする。
その度に、どうしようもない寂しい感情が芽生えるのだけど、
飛べない豚はただの豚というか、割れないガラスはただのガラスではなく、ガラスっぽい樹脂だ。

俳優のみなさんとも撮影の時にお会いしたが、みなさん本当に熱量が高い。
演じるということに命をかけてると言っても過言ではないと思う。

普段お話ししているみなさんが、舞台の上という自分をもっとも輝かせる場所にたった時、どんな感動が生まれるのか今からそわそわしてしまう。
脚本、演出を手がける渋谷さんの演出がシーンをどのように表現するのかワクワクしています。

みなさま、是非是非足を運んで見てください!

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演劇プロデュースユニット牧羊犬
第3回本公演『ガラスの怪物』
作・演出:渋谷悠

2017年9月13日(水)~19日(火)
下北沢 小劇場B1

「妻が妊娠した。俺の子かどうか、分からない」

幻聴に悩む夫。愛されたい妻。
何気ない言葉が、夫婦の間に小さなヒビを入れる。
ヒビは瞬く間に広がり、亀裂になる。
人は、どうしてこんなに、脆いのか…。

演劇プロデュースユニット牧羊犬が放つ本格派群像劇『ガラスの怪物』

公演ページ:https://www.shibu-shibu.com/glassmonsters

【キャスト】
テイ龍進

44 北川
泉 知束
松本 勝
森石晃司
安保 匠

大鳥れい

【タイムテーブル】
9月13日(水)19:00
9月14日(木)14:00/19:00
9月15日(金)19:00
9月16日(土)14:00/18:00
9月17日(日)14:00/18:00
9月18日(月)14:00/18:00
9月19日(火)14:00/18:00

【アクセス】
http://www.honda-geki.com/map.html
下北沢 小劇場B1
東京都世田谷区北沢2-8-18 北沢タウンホール地下1階
03-6416-8281
小田急線・京王井の頭線「下北沢」駅南口徒歩4分

【チケット情報】
<料金>
全席自由・消費税込
前売 4,000円 当日 4,500円
※当日券販売、及び当日精算チケットの引き換えは開演の1時間前より劇場受付にて承ります。開演直前は受付が大変混み合いますので、お早めにお越しくださいますようお願いいたします。
※開場は開演の30分前です。
※未就学児のご入場はご遠慮ください。

【予約フォーム】
https://ticket.corich.jp/apply/84056/001/

【公演に関するお問い合わせ】
bokuyoken@gmail.com

【スタッフ】
作・演出: 渋谷 悠
舞台監督: 中島 透
舞台美術: 向井登子
照明: サイトウタカヒコ
音響: 佐藤こうじ(Sugar Sound)
音響オペレーター: 久郷 清
スタイリスト: YOSHIKI
衣装製作: 新谷紘孝
演出助手: 成田眞由美
宣伝美術: SHINGO KURONO
宣伝写真: MASA HAMANOI
制作: ritama、鈴木優子
企画: テイ龍進
製作: 牧羊犬

協力: Decade、ACT JP エンターテイメント、rush up、ゴツプロ!、Team Chica、イベント・レンジャーズ、くろいぬパレード、tori studio、イクスキューブ

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