不可能を可能に。青空の下でテントウエディングも夢じゃない!

先日の北海道の気温は27度。この時期にしてはめずらしい初夏の気候でした。
夏だ、夏がやってくる!
ジューンブライドもやってくる!

滝野すずらん公園

 

いよいよ結婚式にとって最高のシーズン到来です。

 

ついついアイスに手が伸びます・・・(苦笑)

 

今日は朝から会場調査(=ロケハン)だったのですが、
こんなロケハンからスタートした私の肩書は「フリー」のウエディングプランナー。ウエディングプランナーって名前は一般的にもよく知られていると思うのですが、フリーって名称がついたウエディングプランナーって・・・一体何者?フリーのウエディングプランナーって何してくれるひとなの?
今日はそんな疑問に答えていきたいと思います。

 

「フリーの」ウエディングプランナーって?

フリーって肩書がつく職業って世の中にはいくつかありますよね。たとえば「アナウンサー」などがわかりやすい例。

フリーアナウンサーだと、特定の局に所属していないアナウンサーのことを指します。ウエディングプランナーもそんな感じを想像してもらうとわかりやすいです。

一般的にはホテルや結婚式場に所属し勤めることが多い職種ですが、数年前からどこにも所属せずに自由なスタイルでウエディングを作るプランナーが全国に少しずつ登場してきました。実は「フリーのウエディングプランナー」という働き方は、ここ最近盛り上がってきたんですよ。

 

海外では「フリー」が当たり前!

日本と海外では結婚式準備の仕方に大きな違いがあるのはご存知でしょうか?

まず日本。
結婚が決まったら結婚情報誌やネットで情報検索し、まずは「会場を探す」ことから準備はスタートします。どんな結婚式をしたいかを考える前に、会場を選ぶ。

結婚式を担当するプランナーが決まるのも、会場を決めてから。相性のよい会場やプランナーに出会えたらいいのですが、一生に一度のケッコンシキのことだけに、カップルさんはものすごく悩んでこの最初の関門「会場選択」をしているみたいです。

一方で海外では、結婚式の準備はふたりや家族と行い、もっとプロのチカラを借りたい!という時に、フリーのウエディングプランナーに依頼するスタイルが定番。

どんな会場でするのかも、どんな結婚式をするのかも、プロとじっくり相談しながら一緒に決めていくことができます。

効率のよい準備期間を過ごせるだけではなく、効果的な予算管理もお任せできるので、安心してもらえます。結婚にまつわること全般を細やかにサポートするプロとして、新郎新婦さんのすぐそばにいる便利屋さんと思ってもらえるといいかもしれません。

まだまだ日本では主流ではないフリーのウエディングプランナー。私はこの「フリーウエディングプランナーに依頼する結婚式スタイル」にとても可能性を感じています。

フリーのウエディングプランナーは特定の会場に所属していない分、できることは多岐にわたるのですが、今日はたくさんある「できること」の中から、代表的な事例を1つだけご紹介したいと思っています。どうぞお付き合いください!

 

青空の下でテントウエディング!

地元の中学校で出会ったおふたりから、「地元で、野外ウエディングをしたいんです」というご依頼をいただきました。場所を探すところからこの結婚式は始まりました。

数カ月に渡り、グーグルアースとにらめっこしながら、使い勝手のよい芝生を探しました。この作業が、実はとっても大変。数名のスタッフと、あーだこーだいいながら、プロの視点でじっくり会場となる場所を調査していきました。

 

農家を営むお父さんの自慢のトラクターに乗って入場なんてスタイルも◎

青空の下で、みんな笑顔。ほんとうに楽しそうです。

 

会場の設営は1日もしくは2日間びっちりかかるぐらい大仕事。総勢50名近いスタッフで会場を作り上げていきます。

たくさんのスタッフに支えられて、結婚式が出来上がっていく。

助けてくれる仲間にいつも感謝の気持ちでいっぱいです。

こんな結婚式、いかがでしょうか?

 

「それやってみましょう」と勇気づけたい。

本来結婚式って楽しくて楽しくて楽しくて興奮して仕方がないものであるべきだと私は思っています。人生でこんなにもたくさんの方が一度に集まり、ふたりを心からお祝いしてもらえることって、考えてみると、最初で最後だったりするのです。

結婚式をすることも、しないことも選べるこの時代だからこそ、
「結婚式をする」と決めたおふたりの夢は、最高なカタチで実現したいと思っています。

パターン化されたものから、なんとなく自分たちに合っているものを選ぶのではなく、ふたりがこれから先もずっと大切にしたい宝物のような1日を「それやってみましょう!」という形でお応えしたい。

もしもどんなことでも夢が叶うなら、どんな素敵な1日を過ごしたいですか?
もしも、様々なリスクや、心配事を気にしなくてもよかったとしたら、どんな思い出を作りたいですか?

私はそう、新郎新婦さんへ質問するようにしています。

遠慮したり、我慢したり、これって無理かなぁという気持ちを一度横において、自分が最高に楽しくて、嬉しくて、幸せと思える時間ってどんな時間でしょうか?

できないことって実はないのです。いっぱい考えて、いっぱい工夫して、それでも叶わないことってあんまりないのです。

それが、不可能を可能にするウエディングです。

 

ああ、私たちこんな時間を過ごせてほんとうに幸せだなぁ、って思っていただけるように。フリーのウエディングプランナーはそんな想いをカタチにするお仕事です。

 

次回の記事では、また別な視点から「フリーのウエディングプランナー」のお仕事の面白さを発信していきたいと思います。

それでは、また!

 

Special Thanks!
photo by http://www.usagitocamera.com/  & T&M

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
荒井さやか(http://www.ccsw.jp/
1984年5月21日生まれ。北海道札幌市のフリーのウエディングプランナー。ふたりらしいオリジナルウエディングをプロデュースするCoco style WEDDINGを運営している。結婚という人生の節目に行われる大切な通過儀礼「婚礼」をきっかけに、改めてふたりらしさを引き出しながら今後の人生に役立つ糧を提供することが 私のミッション。

twitter▶ https://twitter.com/araisayaka

Instagram▶ https://www.instagram.com/cocostylewedding/

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

□ ANOTHER STORY

SHINGO KURONO

maimorita

野沢ともみ

サンティアゴ・デ・コンポステーラ

Taro Uragawa