MAI MORITA

森田真衣 1987年生まれ、埼玉県出身。2014ミス日本酒でグランプリを獲得し、初代ミス日本酒としてミラノ万博はじめ、各省庁イベント、蔵元イベントなどに出演。日本文化を伝える架け橋として日本酒、観光、地方創生の取り組みに邁進。 JTB観光交流文化誘致協議会の観光プロモーターとしてインバウンド向けに情報発信中。 instagram: sakemaimai

和紙の日

突然ですが、11/27は和紙の日なんですって!!

 

ということで、2017年11月27日に埼玉県小川町に行ってきました。
小川町は細川紙の生産地であり、2014年にユネスコ世界遺産に登録されました。
この細川紙は今でも宮内庁御用達の和紙であり、古文書の修復などにも使用される非常に質の高い和紙です。

江戸時代にはこの和紙が至る所で使われており、その時期に技術が大勢しました。

 

今回は特別に和紙制作すべての工程を体験させていただきました!

 

まず、和紙の原材料になるものは「コウゾ(楮)」と呼ばれるクワ科の枝です。
この枝を大きな甑で蒸しあげていきます。

 



 

蒸すことにより皮が柔らかくなります。
その皮を手作業で一本一本削いでいきます。

 

 

しっかりと蒸されているのでそこまで力もいらずにツルっとむけていくのでハマると快感になっていく(笑)職人さんはむくのが本当に早くて、すごかったです。

 

そして和紙の原材料になるのは、この削いだ皮の方。

 

次の工程で皮についている外皮を更にむいていきます。

 

さらに剥ききれない皮は水の中で。
これは昔は小川町の川の中で行われていた作業。
和紙の時期も日本酒と一緒で今の季節から始まるそうです。そのため冷たい水を相手に作業をしなくてはなりません。
今の時代でもそれは変わらない。

 

なんと、ここまでの作業は決して機械化できない部分なんですって。
なので今でも人の手で行われているのです。
機械化すると便利なことばかりですが、人の手作業の細やかさには勝てません。

 

この繊維たっぷりの皮を綺麗に洗い、やわらかくなるように木づちなどで叩き細かくしていきます。
細かくなったのがこのようなもの

 


 

ここまでくればもう少しで和紙すき!

 

この繊維を水に溶かしてすいていくのですが、繊維を溶かしただけでは水の底に沈んでしまうためここで「とろろあおい」を投入ー!

 

 

よく、糊と間違えられるそうですが、糊ではないんですね。
これを入れる事で水の粘度があがり、コウゾが沈むことなく和紙がすけるのです。

 

さぁ、ここまできてやっと和紙すきですーーー!!!

 

 

皆さんもお気づきだと思いますが、よくあるこのシーンは本当の一部、クライマックスでしかないんですね。

ここまでくるのに長い工程があり、それを経てやっとここまでこれました。

そこから季節の植物などを散らして可愛らしくデザインしてみました。

 

 

 

 

和紙って楽しいですね^^

身近にあるように感じていたけど、じゃぁ毎日使うかと聞かれたら「最後にいつ使ったっけ?」と思ってしまう。
だけど、もっともっと自然と生活の中に取り入れていきたいと思いました。
なので今回は便箋と一筆箋とトレーを購入!

 

 

こうゆう取り入れ方で日常の中に日本の文化を感じていきたいと思いました!