いとしのあのこ

家の小さな庭に最近よく顔を見せる猫がいる。

全身きれいな茶色の猫。

今日は雨の中やってきて、外のバケツにたまった水をぺろぺろと飲んでいた。

ずぶぬれで水を飲む姿に、たまらなくなって、牛乳とさきいかをそっとおいてみた。

少し目を離した瞬間にもうその姿はなくて、

ぽつぽつという雨の音と、さきいかが雨に濡れ、牛乳に雨の波紋ができている。

 

 

Shingo Kurono

完全なるあれ。

「あーよく寝た」って、まだ寝てから1時間。

しかもam3:00じゃん。

時差ぼけがひどい。

前は時差ぼけなんてしなかったのに…

そういえば、二日酔いもそう。

どんなにその時不調になっても (←迷惑

次の日に持ち越さないのが自分のアルコール分解能力で感謝しているとこだった。

が、しかし、最近は飲んだら飲んだ分、

翌朝結果としてあらわれるようになった(´・_・`)

私の体内の何が足りなくなってしまったのか。

 

とりあえず、この時期の仕入れのときには必ず青果棟で連れて帰ってくる

桃ちゃんたべよ。

なにもしてないけど「一桃しよう」じゃないか。

いつもこころに桃。

 

July.

 

 



夏色。

Enjoy your summer time.

Masako.

 

音と酒とマリアージュ

先日、BREWメンバーと青山のBLUE NOTEに行って来ました。

MUKANTEIがずらりと並ぶカウンターを通り、ボックス席に座る。薄暗い店内はなんてハイソな空間なんでしょう。

Tシャツにジーパンで行ってしまった自分が恥ずかしい…。ここぞとばかりに蝶ネクタイでも締めてくるべきだった…と思っているのも始めだけ、MUKANTEIが程よく回り、コントラバスの低音と髪を振り乱しながら弾くピアノ、テンポのいいドラムスに身をまかせるのみでした。

途中から、あぁニューヨークに来たなぁと思い込み、酔いのせいもあって、終わって外に出た時に、あぁ、青山だったか、と思ったのでした。

BLUE NOTEといえば、やっぱりレコードジャケットがかっこよくて、青色を乗算でかぶせたような写真が印象的だ。少なからずそこに影響は受けていると思う。

BREW NOTEというものを作ろうと思います。

 
Shingo Kurono

ジャズと日本酒

Blue Note Tokyoでジャズピアニスト山中千尋さんのライブ。

ジャズについて語れる知識はそんなに無いけれど、大学の時に近所のJAZZレコードを扱っているお店でそこそこ収集していた。正統派というよりはちょっと捻くれたジャズが好きだった。

山中千尋さんはラジオで流れていた時に心地良いと思って調べたのがきっかけで知り、菊水酒造さんとのコラボ企画もあって参加させて頂くことに。
女性らしい丁寧で正統派な音、でもそれに終わらないパラフルで斬新なアレンジ、素晴らしいドラマー・ベーシストとの掛け合いでライブ当日はあっという間に終了した。もっと聴きたかった。

jazzsakeこの日のドリンクは最初から最後までずっと日本酒。
「とりあえず生」と言ってしまう僕だけど、最初から菊水酒造さんの無冠帝。
これが音楽に合う。ジャズに合う。そんな日本酒があるとは。
ジャズと日本酒、はまりそうな組み合わせです。

 

山中千尋(ピアニスト/作曲家/アレンジャー/プロデューサー)

ニューヨークを拠点に世界を駆ける、日本が誇る女性ジャズ・ピアニスト。リリースされたアルバムは、すべて国内のあらゆるJAZZチャートで1位を獲得。2011年に米メジャー・レーベルのデッカ・レコードとも契約を果たし、全米デビューを飾った。今年デビュー15周年を迎え、Blue Noteから3作目のオリジナルアルバム『Guilty Pleasure』を発表。

ないと困るもの

salonという場所

歳をとって「ひとり時間」が多くなり、ご飯やお酒、ライブや映画、ひとり旅もどんどん楽しめる。

むしろ、ひとりの方が好みなのかもしれない。

でも、時々、集団を欲する。

私がふらっと行く場所には、大抵、面白すぎる面子が集まっていて、
年齢も趣味も職業もまったく共通点がなさそうだけど、なにか「ネタ」が転がっている魅力的な空間を、私は勝手に「salon」と呼んでいる。
フランスでは、貴族の邸宅に文化人や作家らを招いて、知的な会話を楽しむ、社交界をsalonと呼んでいる。

三茶で焼き鳥とグレープフルーツサワーを飲んで、未来を語り合ったりしていると、となりのおじさんが話に割り込んできて、
家に帰っても寂しいからココで飲んでいるのだろう?と決めつけられてしまったけど、確かに、深夜、恋しい人に酔っぱらって電話をしてしまった。

お洒落なフランス食堂でワインを嗜んでいたって、何故か、山形人が集まってきてしまい、訛り炸裂で、山形の情報交換している。
お洒落なフランス料理のお店なのに。

渋谷のどうげんという焼肉屋には、定期的にクセのある最高の友達と行くのだけれど、大した会話はない。ただ、肉の脂が燃え上がる炎を見ているだけ。肉の焼き奉行の指示で食する。もれなく、面白い店主のトークのオンパレードが付く。でも、この肉の社交場は、一生通い続けたいと思う、もちろんこのメンバーで。

去年まで、あるコーヒー屋で働いていて、カウンターのお客同士が、なにかしらの話題で盛り上がっていた。私は、少しの橋渡しと相づちだけ。コーヒーをドリップしているだけで、興味深いテーマが毎晩繰り広げられていた。そこで出会った方々や思い出が、私の人生の最高の財産になっている。

私はそんな集いの場は、すべて「salon」だと思う。私はひとりも好きだが、東京人が集うそんな「salon」が好きだ。ないと困る。私の夢は、飾らない自由な会話が飛び交う「salon」という場所を持つことだ。

 

 

Blue Note TOKYO

日曜日にパリから帰国してそのまま、

週末に開催されるとっても刺激的なイベントの打ち合せに向かい、

月曜の朝は仕入れのため市場へ行き、夜は菊水さまにご招待いただき

Blue Note TOKYOへジャズピアニスト山中千尋さんの公演におじゃまいたしました。

ここ最近の目標のひとつに

「予定を入れすぎず、穏やかに過ごす」

という項目があったのですが、

早速、やっぱり消してしまおうかなと思った二日間でした。

(この貧乏性というか欲張りな性格なんとかしたい…)

パリでの時間があまりにも楽しくて楽しくて、

お得意の「帰りたくない病」を発症させていたのですが、

このBlue Note TOKYOに一歩足を踏み入れたら、

パッと心がリロードされました。

単純なやつです。ほんとに。

(パリはまたすぐに行けるしね♪)

薄暗くダウンライトに照らされたバーカウンターのセクシーさや、

ボックス席に座りステージを眺める雰囲気が

ジャズを楽しむ「大人」の世界に仲間入りできた気がして、高揚感を倍増させた。

・・・

実は、Blue Note TOKYOの日本酒は、

すべて菊水さんのラインナップなのです。

さらに今回は、ジャズピアニスト山中さんと菊水さんの

コラボメニューも用意されていて、

音楽と食のマリアージュを楽しむ事ができる素敵な公演でした。

アイスには水色の美しいボトルの無冠帝をつかったジュレがかかっており、

ボトルをイメージしたほのかな水色がとても綺麗でした。

アイスの上には、菊水さんがある新潟のお米のおせんべい。

山中さんも新潟の菊水さんへゆき、メニューを考案されたそうです☆

・・・

山中さんのピアノ、ベース、ドラムスのセッションは、

音がすーと体に入って、とても心地のよいひとときでした。

お恥ずかしながら、私はまったく音楽に詳しくないのですが、

一緒にいたケラ先生は、へぇ〜!と思う音楽の歴史を教えてくれて、

演奏の聴き方がかわりました。何事も知識があった上で体験をすると楽しみ方が広がるなーと実感。

・・・

となりにいた巨匠も何か言ってた気がするけど、

ブヨに刺されまくってあかちゃんの手というかドラえもんというか

アンパンマンというか、とりあえず手がパンパンになってた話

インパクト強すぎて他の話の記憶がない(笑)

夏の風物詩、わたしもゲットしたいな。ブヨと蚊以外で。

あと、今回さらに感激したのはこの「蔵光」

自分では手が出せない日本酒なのですが、

今回ありがたいことに蔵光もいただきまして。

ワイングラスに注がれた蔵光は、

華やかでフルーティな香りを放っていて、とても飲みやすく

日本酒のイメージがかわりました。

菊水さんには、たくさんの日本酒を教えていただき

毎回「お〜!」と言いながら、日本酒初心者の引出しを増やさせてもらってます。

大人な時間をどうもありがとうございました♪

ちなみに、わたしのパリブログもまだまだ続きますので、お付合いいただけますと幸いですm(__)m

しんごじら

先日実家の父親からメールが届いた。

“7月29日公開の新しいゴジラの映画、「シン・ゴジラ」だって!”

よく休みの日に、ゴジラの映画を見に映画館に連れて行ってもらったなぁ。

モスラとかキングギドラとか、ミニラというゴジラの息子もいた。

昔シンゴリラと呼ばれていたこともありました。

見にいこうかな。

きいろい本

手がアンパンマンのようになってしまったので、念のためと思って近所の皮膚科にいった。

待ち時間に、ここぞとばかりに読みかけだった文庫本よりも一回り大きい、黄色い本を持っていき、読んでいた。

隣にお母さんと座っていた5歳くらいの子が、

「なにそれ?なにみてるの?」と聞いてきた。

「これ?本だよ、おもしろいよ。」と僕は言い、

「ふーん。本かぁ。」といいかけた時に「あぁすみません。」とお母さん。

 

診察を受けて、薬局までの間にあるとんかつ屋で昼飯を食べ、とんかつが揚がるまでの間に同じ本を読んでいた。少し離れた隣の席のこどもたちが食い入るように僕の本を見つめていた。

黄色い本はみんな気になるんだなぁ。

 

Shingo Kurono

 

 

しあわせのにおい

外にはさらさらと音も無く雨が降っていて、窓から入った白っぽい光が部屋中に広がっていた。

テーブルの上にはまっすぐな円筒形の形をしたグラスに入ったオレンジジュース、白いプレートにのったサラダ、リゾート地で出てきそうな金色に縁取りされて、くるりとした草のような装飾がついたカップに入ったコーヒー。いい朝食だ。

そこに新たに運ばれて来たパンを見て、

「焼きたてのパンの匂いって幸せなにおいに認定されてるんです。知ってました?」

と撮影をお願いしたモデルさんが言った。焼きたてのパンの匂いをかぐと、幸せな気持ちになって、優しくなれるそうだ。

「嗅覚は、大脳に直接送られるから、記憶もされやすくって。ほら、あの時のにおいって感覚よくあるじゃないですか。」と続ける。

「なんか、すごい雑学王ですね。」と僕は笑いながら言った。

ある特定の匂いがそれにまつわる記憶を呼び起こす事をプルースト現象(効果)というらしい。

 

パン屋さんはきっと幸せな毎日を送っているのだろうな。

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Shingo Kurono