今の自分は過去の自分が作ったもの、未来の自分は今の自分が作るもの。

毎日、がむしゃらに生きているかい?

毎朝、シャワーを浴びながら私は、そう自分に問いかけることにしている。シャワーを浴びている時間は、なんだかとても不思議な時間で、まるで滝に打たれている僧侶のような気持ちになる。今日も始まるぞ。私の人生の、大事な運命の1日が。

運命の1日というと大げさだけれど、どんな1日だって、努力を怠らなければ、頑張る気持ちを忘れなければ、私の未来からみたときに運命の1日なんだと私は思っている。その1日の過ごし方が、何年かたったときの未来の自分の、血となり肉となる。だから私は、今日もがんばる。行動をする。

朝目が覚めて、支度をして、娘にご飯を食べさせて。ダッシュで家を出て、急いでメールチェックをして。打合せをこなし、企画書を作り、知識やアイディアのインプットをし、あっという間に18時になって、走って娘を迎えに行って。いそいで夜ご飯を作って、一緒においしいねと言いながら食べて。娘と遊んで、娘を寝かしつけて。そうやってあっという間に1日が過ぎていく。

ここ最近「暇だなぁ」と思った日は、記憶にある範囲では、ない。毎日もう少しできたかな、もっとがんばりたかったな、と少し小さな後悔を繰り返して、また明日に向けてエネルギーをチャージする。

こんなストイックな毎日が大好きだ。

「就カフェ」で大学生を前にお話ししたこと。

先日、就カフェというイベントにゲストとして参加するチャンスをいただいた。

 

地域や世代を超えた「ご縁」を紡ぎ
出会いと体験から生まれる気づきを大切に
「ジブンらしく働く」ことを考える機会を創出します

代表の佐藤彰悟さん率いる、大学生がこれから「どう働く?」を考えるすばらしいコミュニティ。

21歳の大学3年生が集まり、これからの人生やキャリアについて、語り合い、自分の弱さや悩みと向き合いながら自分らしく生きていくためにどんな努力を重ねるかを語り合っていた。

私は自分の人生を、「事件仕立て」で振り返りながら発表。まぁ今日にいたるまでには、波乱万丈で、踏んだりけったりだったけれど、確実に自分の理想とする暮らしに近づいては、幸せを感じることが多くなった。10代よりも20代、20代よりも30代のほうが確実に楽しさは増している。40代は絶対にもっと楽しくなるに違いない。

そんなまだ、人生半ばの私の発表をきいて、大学生のみなさんにとって果たして響いたのか、参考になったのかはわからないけれど、楽しそうに、興味深そうに聞いてくださったのはうれしかった。発表が終わった後は、いろんな人から質問攻めだったから、みんなこれからの生き方についてどうしていくか、会話をしながら自分なりに見つけたいんだろうな。少しでも考えるきっかけになったのならよいのだけれど。

今の自分は過去の自分が作ったもの。未来の自分は今の自分が作るもの。

当たり前のことなのだけれど、最近仕事上でとてもお世話になっている方に言われてハッとした言葉。それは、

「今の自分は過去の自分が作ったもの

未来の自分は今の自分が作るもの」。

頑張って取り組んだことは、何1つ無駄はなくて、すべてこれから生きていく上での自分の栄養になり、自分の未来につながる。もし、仮に今の人生に納得がいっていないのならば、それは過去の自分が作り上げたものだから、それを受け止めて、また今日から積み上げればいい。

そうやって1つずつ、積み木を丁寧に積み上げていくように努力をし、時には目標に確実に到達できるように逆算しながら計画をしっかり立てて、前を向いて歩いていきたい。

そして、少しずつ「今の自分」にできることで、人を幸せにしていく。頑張った分だけ、だれかを元気にするパワーは、ついてくるのだから。

 

毎日をがむしゃらに生きよう。

今日という日も、未来の自分から見たときに、運命の1日といえるように。負けないで、あきらめないで、手をとめないで。がむしゃらに楽しめば、きっと幸せな未来が待っている。

 

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