ザ・ぷー、初のクラウドファンディング!
支援したことはあるものの、自分が支援を「募る側」になるとは思ってもみませんでした。
題して、「おならファンディング」。
我々ザ・ぷーの作品、『おならのソムリエ』という曲のミュージックビデオを作るクラウドファンディングを行いました。
支援者へのリターンは、出張ライブ、完成披露試写会へご招待、デモ音源CDRプレゼント
おならネームを命名し、MVのエンドロールにお名前が入る。といった内容。
ちなみに、おならネームというのは
例:街角マチコ → 街角真屁子 といった具合です。
屁とかブ、ぷ、臭などおならを想起させるネームに変換して楽しむ遊びです。
これに一体どのくらいの方が賛同してくれるのか・・・。
そもそも参加者はいるのか?
ところが、この「おならファンディング」なんと開始から10日間で100%達成、最終的には190%という結果に!
この結果に驚いたのは、何をかくそう私たち自身だったのでした。
こんな世知辛い世の中に、必要かと言われれば全然必要の無い、ふざけたプロジェクトを支持してくださる仲間がいる!!!すごく勇気の湧いた出来事でした。
“おなら”が繋ぐご縁に感謝!支援していただいた、あの方やあのご夫妻、とお顔が思い浮かびます。
『おならのソムリエ』MV制作の様子
支援した甲斐があったと思っていただけるミュージックビデオにするべく、メンバー一同おならのMVに全力を注ぎました。皆さんのご支援のおかげで、小道具から撮影まで一流のスタッフを招集する事が出来ました。
早速11月末に撮影が行われました。
ご支援のおかげで、本物のカツラを発注!初めてドンキに売っているパーティーグッズではない“かつら”を、我々用に作って頂きました。なんと本物の時代劇、松平健さんのかつらも手がける“かつらのプロ”が集結。3人掛かりで装着。そして老けメイクも。プロの仕事に驚くことばかりです。
かつらって、人の髪の毛と同じように洗えるんですって!知りませんでした。
「洗いたてのかつらは、シャンプーのいい匂いがしますよ~」とメイクさん。
スタジオでかつらを装着し、メイクも完了!撮影現場に移動します。
撮影場所は、都内の小さな一軒家。端から端まで昭和感満載のNICEなお家。
スタッフと出演者、総勢9名が、すし詰めになって撮影です。
冒頭は玄関のシーン、映り込まない別な部屋でモニターをチェックする監督のSONE太郎。
テルミンは?
あれ?そういえば、今回はまだテルミンが出てきていませんね。
置いてはあります。部屋の隅にしっかりと。
大事なテルミンですから。
実は今回の曲はテルミンが入っていないんです。テルミンの担当なのに。
今回はおじいさんです。おばあさんの問いかけに、おならで返事をするおじいさん。
でも長年連れ添ったおばあさんは、それを読み取る、もはや「おならのソムリエ」。
そんなお話です。
映像の中で弾かないテルミンを、登場させるなんて全く思いつきませんでしたが、
今回の監督である、メンバーのSONE太郎の発案です。
言われてみれば、なるほど!そんな発見も共同作業の楽しさです。
おならで泣けるMV『おならのソムリエ』
そして完成した映像がこちら。
世界初、「おならで泣けるミュージックビデオ」というコンセプトです。
2019年最後のマチコラム、お読みいただきありがとうございました!