こんにちは、名久井咲です。
北京2022冬季オリンピック、あっという間でしたね。
今回は北京2022冬季オリンピック開会式の演出についてお話していきたいと思います。
画像引用:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220205/k10013466801000.html より
北京オリンピックの演出
「鳥の巣」と呼ばれる国家体育館で行われた北京オリンピックですが、会場全体を使った演出で開会式と閉会式の演出が一貫していて良いなと思いました。
冬のオリンピックらしい雪や氷のモチーフと、可愛らしい白い鳥で、二時間弱でちょうど良くまとめられていましたね。
床面全体がLEDのため、解像度や明るさ、鮮明さなど、表現の幅がかなり広く使える会場でした。
入場の入り口にされえていた壁面側もLEDになっていたため、床面から壁面へと広く立体的でダイナミックな演出が可能となっていました。
床面のLEDの色も白のため、他の演出と混ぜたときも色味が綺麗でした。
また、コロナ禍で会場で見る人よりも映像で見ることを前提とした、まるで会場全体がARかのように見える構図で演出が構成させていて、とてもすごいと思いました。
序盤の春の演出では、長くたくさんの光ファイバーを人が操り、たんぽぽの綿毛のように見せる発想も面白いなと思いました。
五輪のシンボルが出てくる前の演出では、会場の床から出てきた立体的なLEDを映像で氷の様に見せ、床面のLEDで反射してるように映すことで、まるで本物の氷の様に見えましたね。そこにレーザーを照らし、映像と合わせた演出で一箇所に留めず常に広く、でも強弱をつけた演出だなと思いました。
最後に
久しぶり感動する演出が見れてとても良かったと思いました。
技術的にはすごく大変なことをしている中で、見ている人にはとてもわかりやすく綺麗な演出だったのが、みんなに伝わる感じがして好きでした。
こういった演出が見れる機会が増えると良いなと思います。
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名久井 咲
1988年生まれ。東京を中心に活動するデザイナー、クリエイター。
主な活動内容はプロジェクションマッピングやレーザーマッピングによる空間演出と、グラフィックデザイン、Web制作、映像制作など。
オリジナルキャラクターのLINEタンプやグッズも販売。
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