こんにちは。
3月ということで、まもなく春がやってきますね。
昨年の春に事務所をお引っ越しし、事務所で初めて迎える冬だったわけですが・・・岐阜県の某田舎、まあ雪が多かったです。
12月中旬頃にはじめて雪が積もり、雪を見慣れていない私はとても浮かれました。
だって雪よ???
これまでは「雪を見るため」と称してわざわざ高速道路で2〜3時間かけて出かけていたくらい、雪は日常からはかけ離れた特別なものでした。
それがわざわざ出かけなくても、ドアを開けたら一面真っ白な銀世界が広がっているなんて!
浮かれて浮かれて、いてもたっても居られなくなって、小躍りしながらMY樹木※ にハンモックを張りにいきました。なんなら小躍りどころかブレイクダンスしていた可能性すらあります。
(※MY樹木については第1回の記事を参照)
「わお!雪積もってるジャーーーーーン!」と気が付いたのは深夜だったのですが、もはや時間帯など関係なし。
こんな最高な日だもの、私はハンモックで寝るのだ!!!!
と意気込んで、雪に似合うホワイト系のカラーのハンモックをチョイス。
ひんやりした空気と、雪の降る日の独特の静けさが私とハンモックを包みます。
うーん!最高だー!
この地を事務所に選んでよかったー!
夏は虫出るし、鹿出るし、猿出るし、イノシシ出るし、事務所内はクモみたいな顔してサワガニが歩いてて腰抜けそうになったりするし・・・いろいろと苦労も多いけど、こんな雪の中 思い立ってハンモックを張れたのでヨシ!全てヨシ!
そんなことを思いながら、幸せな気持ちで雪中ハンモック泊を楽しんだのでありました。
【雪でもハンモックで泊まるには】
ところで、ここまで読んでみて思うことはないでしょうか。
もしかすると、こんなことを思う方もいらっしゃるかもしれません。
”いくら雪が珍しいとはいえ、雪の中でハンモックを張って、しかも泊まるとか・・・正気か?”
・・・・
(もしうちのオカンがこの記事を見ていたら間違いなくそう言うと思います)
突然のカミングアウトではありますが、実は私はかなりの寒がりです。
代謝が悪いのか「極暖」と名のつく某有名発熱インナーでは太刀打ちできず、この冬もウインタースポーツ用の暖かインナーを常時着ていました。ウインタースポーツ 一切やらないのに。
そのくらい寒がりな私でも、雪の中ハンモックで朝までぐっすり眠れています。
もちろん対策はかなり念入りです。
具体的にはこんな感じ
・ハンモックの外側にアンダーキルトを装着(底冷え防止)
・ハンモックに横たわった上から、掛け布団的な感じでトップキルトをかける(保温)
・トップキルトの中に湯たんぽを仕込む(発熱)
・ダウンシューズを履く(保温)
・タープを張って屋根を作り、ハンモックを覆う(風除け&雪除け)
…工程多いな!
しかしどれも冬にハンモックで眠るのには大切なことだと思います。
ハンモックに限らずテントでも、外で眠る時は
「底冷え防止」+「発熱」+「保温」+「風除け」この4点を大事にしています(ハイ、ここテストに出ますよ)
間違ってもハンモックを雪の中そのままの状態で張って泊まるのは危険です(寒すぎてそんな人いないと思うけど)
ゲームでいったら初期装備のままボス戦に挑むようなものでしょう。
絶対負けるじゃん、やめておきましょ。
【ドシャーーーン!には気をつけろ】
雪が降り積もって今現在は降っていないという状態でのハンモック泊なら寒さだけ気をつければなんとかなるものです。
しかし、問題は「雪が降っている時」。
雨は夜更け過ぎに雪へと変わる可能性だってあるわけで。
眠っている間にもどんどん雪が降り、雪の重みでタープが崩壊する・・・なんてこともありえます。
ドシャーーーーン という音で目が覚めるなんて、心臓に悪いですね。
毎回タープの張り角度をキツめにして雪が積もらないようにどうにか頑張っていますが、あまりに吹雪いている時は諦めも大切です(私はそういう時は布団で寝ます、普通に)
ドシャーーーンといえば、木に積もった雪にも気をつけなければなりません。
これは雪中ハンモックあるあるなのかもしれませんが、意気揚々とハンモックを張って、少し乗ってユラユラ〜としている時、木の上から雪の塊が落ちてきてくることがあります。
いきなり頭上から降ってくるなんてタライくらいかと思いきや、雪の塊ですよ・・・奥さん!
雪がしぶきをあげてちょっとキレイ・・・とか言っている場合ではありませんね。
アウターのフードに直撃して雪が入ってしまい、「え?なに?なに??」とテンパってフードを被り、背中に雪がIN!!!ということを今期数回やりました。
そろそろ学習しようと思います。
【さよならまたね、雪の日々】
結局、12月にはじめて雪が降ってからは少しでも天気が不安定になるとすぐに雪が降り、この冬だけでも結構な回数雪を見ることとなりました。
雪が降ってくるとその度に浮かれ、日が出てきて雪が溶けてしまうと途端にテンションが下がりやさぐれるような日々。
少しでも雪が積もれば、ないはずのしっぽをブンブン振りながらハンモックを張っていた私ですが、思いの外たくさん降ったのでだいぶ飽きて落ち着いてきました。
大人になるってこういうことなのでしょうか・・・切ないですね。
とはいえ来年になれば、また雪に浮かれてハンモック泊をしているでしょう。
雪の静けさを感じながらハンモックで眠るのは本当に素晴らしいので、ぜひ一度体験していただきたいです(ドシャーーーンにはくれぐれも気をつけましょう)