Before sunrise.

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寝返りでちょっとだけ目が覚めたとき、そこから見えた夜と朝が混ざるマーブル色に誘われ
カメラ片手にまだ薄暗い中、海へ歩いてみた。
未だ肌寒い白浜にはただ波音だけが響き、誰もいなかった。
それは綺麗な色が広がっていて、きっと絶好のシャッターチャンスだったと思う。
でもほんの数枚撮ってすぐカメラの電源を切った。
この空気は自分の目と耳で感じておきたいなーって思った。

大嫌いだった海に今は好んで通い、縁もゆかりもないと思っていた場所でこうやって日の出を見ている。海がなかったら出会えなかった人もいるわけで。

寝ぼけ眼でただ海風に吹かれて何度も何度も打ち寄せる波を前に、
人生ってわからないもんだってぼーっと思いながら空の色が変化していくのをただ眺めてた。
目に焼き付けた朝焼けはすごく贅沢な配色で、耳に波音だけが響くすごく好きな朝だった。

I mean, sometimes, I really like it, personally, I don’t want to be distracted  by camera. I just want to stay in that moment.

– Sean O’Connell

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