史佳

新潟出身の三味線プレイヤー。9歳より津軽三味線の師匠であり母でもある高橋竹育より三味線を習い始め 2000年よりプロ活動をスタート。新潟を拠点に国内外で演奏活動を行ってきた。古典を大切なベースとしながらも、伝統芸能の枠を超えた新しいニッポンの音楽を目指し、現在、ニューヨークを拠点に移し三味線芸術の新しい境地を開拓している。 YouTube公式チャンネル :https://www.youtube.com/channel/UCDcEsCsEsKHs6Oyv-i83Nfw

シカゴ三味線ユニット誕生!

摩天楼のシカゴを訪れたのは、およそ10年ぶり。
当時は、「菊水ふなぐち」のイベントで、シカゴのレストランでライブを行った。
現地のローカルフードとふなぐちがとてもマッチしていると大好評で、三味線演奏も大変喜ばれたのを記憶している。
ふなぐちの着ぐるみを着たのも良い思い出となっている。

さて、今回、シカゴを訪れたのは、津軽三味線レッスンのためである。
一昨年の7月にシカゴ在住のユカコさんという方から、1通のメールを頂いた。
ご主人のレンさんと息子のカイト君が津軽三味線を習いたいと言ったことがきっかけで、オンラインで三味線が習えるサイトを探していたところ、私の三味線YouTubeに辿り着いたという。
ユカコさん自身、初代高橋竹山師の三味線がとても好きだそうで、その流れを汲む人に習いたいと連絡をくれた。

それ以降連絡を取り合い、その年の10月に新潟を家族3人で訪れてくれた。
私のスタジオに招いて、三味線のレクチャーをした。
アメリカ人でSEの仕事をしながらミュージシャンをしているレンさんと、14歳バイリンガルのカイト君は、目を輝かせ、三味線に四苦八苦しながらも楽しんでレッスンを受けてくれた。
レッスン後の、2人のとても充実した表情が印象的だった。
ユカコさんから、ぜひ今度シカゴに遊びにきてほしいと連絡を頂いた。

そして、今回ついに、私のシカゴ渡米が実現したのである。
レンさんとユカコさんは早朝にも関わらず、私が到着したオヘア空港で出迎えてくれた。
その心遣いが本当に嬉しい。
その後、早速、ご自宅へ伺い、ホッと一息つきながら、この一年半の色々な出来事を、ユカコさんが話してくれた。
夕方になると、カイト君が学校から帰宅。身長も伸びて凛々しくなっていた。
早速、自分の部屋から三味線を持ってきて、『桜』を演奏してくれた。
ギターを弾くような指使いだったため、余韻が出るような三味線の運指を教えてみると、格段に演奏が良くなった。
レンさんも仕事から帰宅して、3人で稽古再開。
三味線の構え方、バチの持ち方などの基礎をレッスンした。
夢中な時間はあっという間に過ぎた。

ちょうど、週末に三味線を演奏する機会があるそうで、3人で『桜』を演奏することになった。
シカゴ三味線トリオの結成だ!!

名前は、シカゴ・ブラザーズ(笑)

さて、本番当日、現地の沖縄芸能チームの人も集まってくれて、エイサーや三線演奏をしてくれた。
躍動的でパワフルなパフォーマンスである。
そして、私たち3人の演奏は、練習の成果が存分に発揮され、ノーミスであった。
2人とも本当に本番に強い。
最後に私も、津軽三味線のソロ演奏を披露すると、スタンディングオベーションが起きた。
演奏後、私の周りには、人が集まり、次々と質問が飛び交う。
シカゴという異国の地で、文化交流ができたことにとても感動している。

後日、打ち上げをITOKOというお店で行った。

菊水酒造の「PERFECT SNOW」というにごり酒を飲んだ。
レンさんと美味しいお酒を酌み交わすことが出来た。
昼間からのお酒は、酔うなぁ〜。
シカゴ三味線ユニットの誕生を祝って乾杯!!