今年の夏は、いつにも増して暑さが厳しい気がします。
と、毎年言っている気がします。
けれど、今年は外出の度に「うんざり」よりも「びっくり」が先に来るのよね。
こんな経験は、初めてだなぁ。
そうなってくると、キッチンに長く立ちたくないし、できるだけ火を使いたくないし、さっぱりしたものを食べたい、となるのは自然。
ある酷暑の日、こんな献立で、夏に料理して食べる自分の希望を叶えてみました。
■赤しそふりかけの大根おろしで冷製パスタ
皮をむいた大根をおろして水気を軽く絞り、赤しそふりかけを混ぜておく。大葉をせん切りにしておく。
塩を入れた湯で、表示どおりの時間茹でたパスタをざるに上げ、冷水で冷やしてペーパータオルでしっかり水分を取る。ごま油と塩少しで和える。
器にパスタを盛り、ツナ、大根おろし、大葉の順に盛る。
夏らしく、肩の凝らない和風パスタ。
私は、追いふりかけをしつつ、いただきました。
このレシピに限らず、冷製パスタの一番のポイントは「水気をしっかり取る」というところ。
こちらの過去記事→「さなえごはんの定番夏パスタ-冷製カルボナーラ-[レシピ#7]」でも画像入りで解説しているように、ぎゅーっと絞るように水気をしっかり取ります。
パスタをそうめんに替えたら、茹で時間を短くできるので、そちらもおすすめ。
■冷やしトマト 生姜ポン酢
食べやすく切ったトマトと千切りした生姜、ポン酢を和えるだけ。
生姜のアクセントで、より夏っぽくさわやかに食べられます。
トマトを湯むきすると、味が沁みやすく口当たりがスムーズになりますが、それはまた心身と気候の状況が許す日に。
■ベビーホタテ おろしきゅうり柚子胡椒ソース
きゅうりをおろし、水気をしっかり絞る。
ナンプラー、レモン、柚子胡椒で味つけをして、ベビーホタテと和える。
南米の魚介マリネ「セビーチェ」を連想するようなソースになりました。
おろしきゅうりを、醤油、酢、わさびで味つけしても、和風Ver.としてよさそう。
こちらのソースは、白身魚の刺身やたこ、いかなど、他の魚介のカルパッチョや、茹でて冷やしたさっぱり系のお肉にも合いそうです。
暑くて麦茶もすすむ、夏休みの昼食に
このパスタ、実は学生時代に妹が作ってくれたものが元ネタ。
それはもっとシンプルで、冷やしたパスタに大根おろし、ツナ、かいわれ大根をのせて、醤油をぶっかけたものでした。
普段料理をふるまってくれることが少なかった彼女が、
「おいしいレシピがあったから、私が作るよー」
と、ぱっと作ってくれたこれが、簡単なのにやたらおいしくて、暑くて麦茶もすすむ夏休みの昼食にぺろりと平らげたのでした。
なんてことないエピソードなのに、これこそが夏!というようなカンカン照りの日に「お昼ごはんどうしようか」と考えると、ふと脳裏に浮かぶのだよなぁ。
ちょっと色気を出して私らしくアレンジしてお届けしていますが、元ネタも合わせてお役に立てたら嬉しいです。