意外と盲点になりがち、浴衣のバッグ問題
和装バッグじゃなくてもOK。さあどうする?
お気に入りの浴衣と帯で、着付けもなんとか完了。ヘアメイクも完璧、いざお出掛け!というタイミングになって、そういえばバッグはどうしよう?いつものバッグでいいの?さあ困った!
ということは案外多いのです。
必ずしも巾着や和装バッグでなければいけないことはありません。洋装で使う小ぶりのハンドバッグやクラッチバッグでもいいし、夏の定番のかごバッグもよく合います。でもせっかくなら和のものを持ちたい、とはいっても年に数回しか使わないのに高価なものを購入するのは…
そんなお悩みを解決してくれるのが、風呂敷です。おしゃれな柄の風呂敷を1枚持っておくだけで、浴衣のバッグ問題はいとも簡単に解決してしまいます。
その方法を解説します!
風呂敷バッグ(結ぶだけver.)
最初にご紹介するのは、一番シンプルな結ぶだけでできる風呂敷バッグ。お弁当包みに使うような小風呂敷を例に解説します。
①表が中になるように三角に折り、両方の角をひと結びします。
②裏返して結び目を中に入れ込みます。
③結んでいない角を軽く結んで袋にします。
④ひと結びした残りが持ち手になります。好みの長さに輪っかをつくり端を真結びしたら完成!
二四巾(にしはば:90cm四方)以上の大判を使えばトートバッグサイズに。中に入れるものに合わせて大きさを調整できるのは風呂敷ならでは!
画像引用:むす美
風呂敷バッグ(専用グッズ活用ver.)
「いちごリング」はその定番。
リングの外側から内側に風呂敷の一辺の両端を通し、外側で真結び。反対の辺も同じように結べば、いちごのようなコロンとかわいいバッグのできあがりです。
風呂敷パッチンと呼ばれるこちらは、穴に通して結ぶだけで簡単にバッグを作ることができる新アイテム。マグネットが入っているので口が開きっぱなしになることもなく安心。
両方の穴に風呂敷の角を通し、左右で真結びするだけでバッグに早変わりしちゃう優れモノです。
画像引用:むす美
かごバッグアレンジ
お手持ちのかごバッグを風呂敷でアレンジするという方法も。
裏面が上になるように風呂敷を広げ、風呂敷と並行になるようにかごバッグを中央に置きます。いちごリングと同じ要領で、風呂敷の両角を外から内にバッグの持ち手に通し、外側に回します。風呂敷がバッグに密着するように引き絞ったら真結び。反対側も同様に結べば「オリジナル風呂敷かごバッグ」の完成です。
バッグとしての風呂敷のポテンシャルを感じていただけましたか?
ご紹介したほかにも、バッグの代わりになる風呂敷の使い方はいろいろあります。
またバッグだけでなく浴衣・きものを着る際には風呂敷は食事の際のひざ掛け・前掛け、衿や帯の着崩れ直しに詰め物として、腰掛けるときにお尻にさっと敷くなどとても役に立つので1枚持っておくと大変便利ですよ!
なお最初の結び方解説以外の画像は風呂敷専門店・むす美さんよりお借りしました。私も愛用している京都のブランドさんです。ショップもすてきなので京都観光の折には立ち寄ってみてください。