名久井 咲

1988年生まれ。東京を中心に活動する自営業のアートディレクター。 主な活動内容はプロジェクションマッピングやレーザーマッピングによる空間演出と、グラフィックデザイン、web制作、映像制作による広告デザイン。オリジナルキャラクター「さくらいろのうさぎ」を始めとしたLINEタンプも販売中。  ◆ HP:https://nakuisaki.info 

意外と”体力仕事”なプロジェクションマッピングの裏側

こんにちは、名久井咲です。
今年に入って年明け早々にA型インフルエンザウイルス、新型コロナウイルス、B型インフルエンザウイルスと立て続けに感染し、寝込み続けの毎日を過ごしていました。
後遺症もやっと治り、ようやく動けるようになって迎えた新年度です。

プロジェクションマッピングの仕事をしていると、一見デスクワークなイメージですが、意外と体力仕事だなと感じることが多々あります。今日はそのことについて書いてみようと思います。

プロジェクションマッピングの企画と現地調査

まず最初に、企画制作と平行しながら現地調査として投影したい場所へ立ち会い、投影対象のサイズや設置想定場所からの距離を計測したり、日が落ちてからの環境を確認したりします。

その後、制作に入るのですが、途中で投影テストをする場合はそこでも計測したり機材の搬入搬出をしたりします。

設置とリハーサルも一日がかり

本番日前日、前々日に設置とリハーサルをするのですが、その時も搬入、計測、機材設置、マッピング作業と一日がかりになります。

イベントの場合はテントやカラーコーンの設営から入ることが多く、場合によってはイントレの設置も必要になってきます。

稀に近隣を含め待機場所がない場合や駐車場から距離がある場合は屋外の現地で日が落ちるまで待機していないとならないときもあります。

電源周りの件で他の業者さんとも関わることが多いので、そういったときに待機していることが多いです。

何が起こるかわからない本番

本番を迎えてからも、イベントなどの場合は屋外で機材周りをいじるので、夏場は虫除けスプレーを大量に持って行っても虫が寄ってきます。

機材を設置してからは目を離すと何故かなんとかして機材に触れようとする通り過がりの人がいたりするので、目を離せません。

誘導スタッフが必要だったり、カラーコーンを立てて立入禁止にしていても侵入してくる人はいくらでもいるので、その都度走って駆けつけます。

天気予報を見ていても屋外のときはゲリラ豪雨や突風もあるので、そんなときは身を挺して機材を守らないとならなくなります。

霧の中で作業をしないとならなかったときは、パソコンを湿気から守るために大きなビニール袋にパソコンといっしょに入って作業をするなど、とてもシュールなことになりました。

プロジェクションマッピングは一見デジタルでデスクワークなイメージですが、とても人力的なことが多く、体力も必要なイベント業だなぁと感じます。

だからこそ色々な場所に行けたりするのも醍醐味の一つなので、今後も体調には気を付けて続けて行きたいと、体は資本だと、寝込み続けている間に改めて感じました。

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名久井 咲
1988年生まれ。東京を中心に活動するデザイナー、クリエイター。
主な活動内容はプロジェクションマッピングやレーザーマッピングによる空間演出と、グラフィックデザイン、Web制作、映像制作など。
オリジナルキャラクターのLINEスタンプやグッズも販売。
プロジェクションマッピング : https://nakuisaki.info
LINEスタンプ : https://store.line.me/stickershop/author/1662
オリジナルグッズ: https://nakuisaki.booth.pm
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