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発酵文化研究所(運営:株式会社Career Lab) 自身の経験から、日本人の身体に合う伝統的な「発酵食品」を手軽に続けられるようレシピ提供、ワークショップ、食育・腸活アドバイス、各種商品開発を行う。 酒粕料理研究家/発酵マイスター/上級食育アドバイザー/腸活アドバイザー

旬の山菜で、おいしくデトックス

こんにちは。
発酵文化研究所です。

冬場は、どうしても活動量が減ってしまい、
代謝機能も低下してしまいます。

また、他の季節より発汗もすくなくなるため、
老廃物が溜まりやすくなりがち。

そんな状況だったからこそ、
少しずつ暖かくなり活動的になる春。

この時期は積極的にデトックスを意識することで、
心と身体がリフレッシュでき、
ダイエットや体質改善の効果も期待できます。

①春のデトックスに効果的「山菜」

薬膳の観点から、
旬の食材の効果についてお伝えしていますが、
春のデトックスにおすすめしたいのは「山菜」です。

私の幼少期、芽吹きはじめた山中に、
袋を持って、取りに行くのが春の行事でした。

ですが今はスーパーでも手軽に購入することができます。
また、全国各地の道の駅などでも販売してくださるので、
大変な思いをして、山に取りに行かずにすみます(笑)

山菜は独特の苦みや香りがあるものが多く、
苦手とする方も多いかもしれません。

ですが、その独特の苦みこそが、
デトックス効果があると期待される「植物性アルカロイド」です。
また、様々なビタミンやミネラル、
ポリフェノールなどの抗酸化を期待できる栄養素もたっぷり。

だからといって、たくさん食べるのではなく、
めぐりを良くする食材やタンパク質などと一緒に摂りましょう。

「出したら入れる」私が大切にしている食のルールの一つです。

②おすすめの調理法

独特の苦みが苦手で、
しっかりと下茹でやあく抜きをしてしまいがちですが、
残念ながら、あく抜きをしてしまうと、
水溶性の栄養素は失われてしまいます。

そこで私がおすすめしている調理法は「天ぷら」です。

天ぷらにする際のコツとしては、
厚みのある食材は、できるだけ薄くカットすること。

火の通りも早くなると共に、
衣の効果によりサクっと軽くいただくことができます。
大葉の天ぷらの食感をイメージしてみてください。

また、少し厚めの衣をつけて揚げるのもおすすめ。

カロリーが気になる方は、
その他のもので少しコントロールしてください。

この他、肉味噌に細かく刻んで入れるのもおすすめです。
ご飯のお供やおにぎりの具にしたり、
豆腐やこんにゃくステーキに添えたり。
意外に思われるのですがチーズとの相性も抜群です。

こうして常備しておくことで、
美味しく、毎日少しずつ続けることができます。

ポイントは最初に油でしっかりと炒めてあげること。
その後に、挽き肉と調味料を入れて整えると、
とても食べやすい「山菜肉味噌」の完成です。

③身近な春食材でつくる「菜の花パスタ」

春のデトックス食材の中でも、
さらに手に入れやすく、
独特の苦みも少なく食べやすいのが「菜の花

この季節、サッと茹でた菜の花を冷蔵庫に常備しています。

料理に少し添えるだけで春を楽しむことができますし、
最近のものは苦みも少なく、
彩りも良くなるので、ぜひお試しください。

そして同じく春に旬を迎える「あさり」との相性や相乗効果も。

あさりを酒蒸しにして菜の花を添えたり、
いつものボンゴレパスタや玉戸サンドに菜の花を入れてみたり。

山菜だから和食。にこだわるのではなく、
楽しみ方は楽しむ人次第です。

これから旬を迎える山菜や菜の花で、
手軽に美味しくデトックス。
楽しまないともったいないですよ(*^-^*)