自然体で楽しむ、個食個泊のひとりキャンプスタイル

わたしが友人らとキャンプに行くときは、

もっぱら「個食個泊スタイル」で行きます。

「個食個泊」とは、自分のテントは自分で持って行って、ごはんも自分で作るというもの。

シェアするのは焚き火だけ。キャンプのシェアハウスのようなイメージです。

誰かしらに頼らなくても、

一人でキャンプを完結させることができる方法です。

個食個泊のひとりキャンプスタイルの利点

1.誰かに負担がかからない

グループで行くと、キャンプをできる人にお任せする部分が多く、キャンプしたことがない人がなんだかおもてなしをされる図になります。たまにはいいですけど、毎回おもてなしをされるのもちょっとばかり面倒なときもありますよね。

 

2.自分が好きなときに寝て、好きなときに起きれる

テントも別々なので、好きなときに自分のテントで寝ることができます。途中トイレに行きたくて誰かを起こしてしまったりすることもないので、気持ちが楽です。

3.ふと思い立ったときにキャンプに行ける

「週末キャンプ行きたいな」と思ったら気軽にいけます。友人がみつからなったらひとりでもいけちゃう。ひとりキャンプスタイルだから、それが2になっても3になっても自分と相手の負担はあまり変わりません。

 

4.ちょうどいい距離感ができる

焚き火を囲んで、思い思いのごはんを作ってたまにシェアしてみます。自分のことは基本自分でするけれども忘れ物があったときなどはお互い助け合いができます。お互いが自立しているからこそ、関係性が優しくなれます。依存しないちょうどいい距離感が心地いい。

 

 

自然のなかでは、自然体の自分たちで

 

「日々、気を使いあって過ごしているからこそ

たまのお休みには気を使わずマイペースに過ごしたい。

でもひとりっきりじゃちょっと寂しい。」

なんていう方にはこのスタイルのキャンプ本当にオススメです。

シェアするのは焚き火だけだから、昼間はのんびりハンモックで読書している人もいれば、

写真を撮るのに夢中になっていたり、

絵を描いてもいいし、

のんびりお酒を飲んでいたっていい。

同じ時間と場所を共有しつつ

バラバラなことをして過ごせる関係って実はとても素敵なものですよね。

グループキャンプはちょっと疲れたなと思っている人や

キャンプをこれからはじめたい人に

ぜひ1つのキャンプスタイルとして候補にあげてもらえたらなぁと思います。

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Yuka Koishi

イラストレーター、キャンプコーディネイター。 焚き火とお酒とカレー好き。
著書に「そうだ、キャンプ行こう!」(スタンダーズ)、「カメラ、はじめます!」(サンクチュアリ出版)、「日本酒語辞典」(誠文堂新光社) がある。
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