テルミンの蓋をあけて・・・
暑さ、寒さ、気温が大きく変化する時期には、
テルミンの蓋をあけて、電子回路の基板を調整するのです。
これがもう季節の変わり目の風物詩!
今年も開けました。減ってしまった音量変化も復活して絶好調。
生徒さんも新しくテルミンを購入されると、初期状態チェックのために必ずもってきてもらい、蓋を開けてチェックしています。
そうしていると、自分の楽器以外にも調整する機会があり、もっと勉強したいなと思うようになってきました。遅っ!やっとそこへ注力する時間的余裕が生まれたことと、学研の「テルミンmini」復刻のときに外付けアンテナのサンプルを送ってくださった、名古屋のテルミン作家さんにお会いしてみたいと思っていたのです。
思い立ったが吉日!
名古屋のテルミン作家、西川さんを訪ねる日帰りの旅に行ってきました。ぜひ行きたい!と立候補してくれたテルミン大学の学生さんと2人で、お弁当片手に新幹線に乗り込みました。
名古屋駅からさらに在来線に揺られること1時間弱。
テルミンハウスに到着!
初めてお会いする西川さん、とてもチャーミングな方でした。
まずは、これまでに作ったオリジナルテルミンを弾かせていただきました。
こちらは15cm四方くらいのコンパクトなアクリル板のテルミン、でもすごく音がよくてビックリ!スピーカーも小さいのに!
右手で演奏、左手でアースを持つ設計。
基板の小ささにもビックリ。
なんと、地球儀型のものもあるんです。
逗子のテルミンミュージアム所蔵。
初めて「オシロスコープ」なるもので、周波数を計りました。
テルミンの音域を広げる方法を、様子を観ながら何度もネジを回すのではなく、周波数の数値で合わせる方法を教えていただきました。
目から鱗!!
これがオシロスコープ!かっこいい!
アナログで演奏しているけれども、中の基板の調整は日々格闘している課題。演奏のノウハウと同じように、内部の電子基板のことももっと知識を蓄えて行かなくちゃ!と、いつかの目標ではなく、今やりたいこととして必要性を感じたのでした。
40歳を過ぎて、「いつかやりたい」とか言ってるとそのまま死んでしまうかも!という気が切実にしてきたんです。笑
こうなったらしっかり詳しくなって、そのわかりやすい結果として、何か資格を取得したくなってきました。何の役に立つかわからないけど。
でも、どのくらいの理解度なのかということが一言で表せるのって面白いような気がして。
アマチュア無線の資格!?
お会いして興奮しすぎて、何の資格?まず入門書として読むならどんな本??そんな相談もしてしまいましたが、アマチュア無線の資格を取ったらいいんじゃない?というアドバイスもいただき、やってみようかと思っています!
こちらでよいご報告がでいるといいな。