7月某日、オーストリア出身のテルミン奏者、ドリット・クライスラーさんのミニライブがオーストリア大使館で行われました。
招待者だけのクローズドなイベントでのライブ。
大使館のご担当の日本人の方から「大使館なのでライブハウスのような機材も無いし、ノウハウもないのでどうしたらいいでしょう?」とテルミン大学にお問い合わせいただいたのです。
ドリットさんにお会いできるし、普段は入れない大使館に入れるし、これはもう行くしかありません!
こちらもテルミン奏者ですから、自分のライブ機材一式と、さらにスピーカーとデジタルミキサーをレンタルして、ザ・ぷーの街角マチオと2人で、音響さんとして出向することとなりました。
スピーカー4台で出動!
ドリットさんはNY在住で、テルミンのメーカーであるMOOG社のワークショップなども担当されているのです。
▼ドリットさんの演奏動画
https://www.youtube.com/watch?v=BUNc7NrhyMQ
オーストリアの星
以前私もMOOG社主催のオンラインミーティングに参加したことがありました。
200人くらい参加していたので直接お話することはできませんでしたが、テルミン100周年を記念した限定モデル「クララボックス」について(以前書いた記事にも登場するテルミン)ドリットさんと開発担当者のお話を聞くことが出来ました。
▼新しいテルミン「claravox centennial」がやってきた! #48
https://brew-by.com/18823
と、そんな小さな接点があったドリットさん、
リアルでも一度ご一緒したことがあるのです!
2015年に私のテルミンの師匠、竹内正実氏主催のイベントに、ドリットさんも参加されていたのです。
そんなお話をつたない英語でしながら、当日の準備、サウンドチェックをしました。
下見のときにいただいた、大使館で配布されている冊子にも、ドリットさんと日本のアンサンブルのことが掲載されていました!
事前に必要な機材、当日のセットリストなど、メールでやりとりするうちに、せっかくだから最後に一緒に演奏しませんか?とご提案いただき、なんと一緒に演奏することに!
思いがけないドリットさんとの共演、ステキな思い出になりました。
ムーンリバーとエーデルワイスをデュエット。
任期を終え、オーストリアに帰国するお二人と。
遠くNYにお住まいのテルミン奏者にお会いできて、テルミンについて語り合い、一緒に演奏することができて、本当に幸せな1日でした。
ステキな機会をいただいた、オーストリア大使館の皆様、ありがとうございました!!
最後に一緒に音響スタッフをしたマチオさんとの3ショット。