街角 マチコ

ロシア生まれの電子楽器、“テルミン”の演奏家。 国際的怪電波ユニット“ザ・ぷー”という音楽ユニットで活動する傍ら、テルミン教室“テルミン大学”を主宰。 現在60名ほどの生徒にテルミンを教えている。 ライブではたくさんの人に、教室ではひとりひとりにテルミンという楽器の魅力を伝えるべく奮闘中。 NHKで放映されたサカナクションの音楽番組「シュガー&シュガー」でテルミンを担当。 PV「テルミン・テルミン」⇒ https://www.youtube.com/watch?v=q68rViaWvSU

新しいテルミン「claravox centennial」がやってきた! #48

ヤァ!ヤァ!ヤァ!

新しいテルミンがやってきた!
MOOG社の「claravox centennial」がテルミン大学に届きました。

100周年のその先へ

テルミン誕生100周年を記念した限定モデルで、今は亡き名演奏家、クララロックモアの名前を冠したテルミン。
「clara vox」とは、「クララの声」。
このテルミンは、デジタル回路でツマミがいっぱい。いろいろな声を聴かせてくれそうです。
ワクワクで梱包を解き、スタンドを組み立て、取説を読みながら接続します。
さて、どんな音がするんでしょう!?って、そもそも、どんな音がするのかも知らずに
試奏をせずに楽器を買うって、なかなか勇気がいることです。

(しかもお値段も、今使っているテルミンの4倍くらい!)

ギターだったら、たくさんお店に並んでいて、たくさん弾き比べて選びますよね?

しかし、残念ながら、テルミンはそんなに種類がない。

できれば試奏して、自分の好みの演奏が出来る楽器かどうか確かめてからにしたかったけれど、
店頭に展示される日を待っているうちに売り切れそうな予感が。。。
MOOG社が100周年を記念して作った楽器をテルミン大学にお迎えしたくて、思い切って購入しました!
ようこそ、テルミン大学へ。

claravox centennial

美しくクールな佇まい。
毎日、心の中でクララボックスに語りかけ、クララの声に耳を澄ましています。
マチコ「あなた、私の右腕になってくれるかしら?」
クララ「さあ、どうかしらね」
今のところ、そんな風に聴こえてきます。
今まで愛用していたアナログなテルミンとは全く違ったデジタル仕様。
どのツマミを回すとどうなるのか?
ツマミを回しては音を出し、回しては音を出し、ずーーーっとそればっかりやっています。
新しい楽器が身体に馴染むまで弾きまくるこの感じ、久しぶりですごく嬉しい。
これからよろしくね!
NEWテルミン、クララレポート、次回に続きます。