3月も後半に入ると、「春…だよね?」と恐る恐る様子をうかがう感じも無くなってきて、「春確定!」みたいな浮き立つ気持ちになってまいります。
別れと出会いの季節であり、集まって食べたり飲んだりする機会が増える時期。
ホームパーティーで「何か持ち寄ろう」という企画になることも、ままあります。
そんな時、料理の技術をそれほど気にすることなく作れる「ディップ」は、おすすめメニューのひとつ。
ディップをのせるものや、組み合わせるものも用意して、自分好みに楽しめる選択肢を多くしておくと、ただつまむより盛り上がったりもします。
そんなディップのレシピいろいろと、+αのアイディア。私は、こんな感じのものを組み合わせています。
■ディップいろいろ
*ほたるいかポテサラ
キッチンペーパーでくるんで濡らしたじゃがいもをラップで包み、600wのレンジで火が通るまで3~4分くらい加熱。皮をむいて潰し、バターと和えておく。
ほたるいかは、目玉・軟骨・くちばしを取る下処理をし、トッピング分をのぞいて刻む。
じゃがいもと刻んだほたるいかを混ぜ、レモン汁と塩、マヨネーズ少々で調味する。
ほたるいかの肝の風味とじゃがバターが、なんとも言えないアテ感。
ほたるいかの下処理は、こちらの記事でご紹介しています。↓
ほたるいかラグーソースの新じゃがバター [レシピ#14]
*大葉ワカモレ
アボカドと刻んだ玉ねぎ、大葉を混ぜ、おろしにんにく、レモン汁、塩で和える。
パクチーじゃなく大葉なら、購入&調理ハードルがぐっと下がるし、参加者内の好き嫌いレーダーにひっかかってしまうリスクも下がります。
*くたくた菜の花アンチョビ
菜の花をフライパンに並べ、半分くらいの高さの水を加えてオリーブオイルをひと回し。
中火をつけて、沸騰したら蓋をする。水分が少なくなり、菜の花がくたくたになったら蓋を外して火を強め、軽く焦げ目をつける。
まな板に取り出して粗熱が取れたら軽く絞り、アンチョビと一緒にペースト状になるように包丁で刻む。
おろしたにんにくとレモン汁、必要なら塩で調味する。
春の苦みが楽しめるディップ。
当然、諸々のアルコール摂取がはかどります。
*鯖缶ヨーグルトリエット
鯖の水煮缶の汁気を切る。
鯖を崩してから、刻んだ玉ねぎ、ギリシャヨーグルト、おろし生姜、レモン汁、黒こしょう、塩と和える。
合わせる野菜としてクレソンを購入したので、その茎も。
香味野菜や調味料で、鯖の臭みを感じない洒落たディップになります。
それでも抵抗があれば、ツナ缶を使っても。
*ハーブチーズサーモン
クリームチーズをレンジで10秒ほどあたためてやわらかくし、牛乳とレモン汁を混ぜる。
スモークサーモンとディルを刻んで和える。
定番の組み合わせ。
こちらのディルも、ワカモレ同様に大葉に変えても良いかと。
*柚子胡椒たけのこタルタル
たけのこは小さく角切りにして、オリーブオイルと柚子胡椒で炒める。
溶いた卵を耐熱容器に入れて、600wのレンジで1分火を通し、フォークで細かくする。
たけのこと卵をマヨネーズで和える。
ゆで卵を作るのが面倒で、よくやるレンチンスクランブルエッグを使ってみたタルタルです。
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こんなディップいろいろと、トマトのスライス、葉物類(レタスやクレソン、ミントなど)を用意して、パンでひと口サンドを作りながらいただくと、組み合わせを工夫しながら食べられて楽しいです。
パンは、バゲットを小口に切り、具を挟むための切れ目を入れて持って行くのもいいけれど、今回は小さめのトルティーヤを半分に切って。
バゲットよりボリュームが減るので、ちまちまとおつまみのように食べられます。
ディップは、他の人が持ち寄ったものと組み合わせて楽しめることもあるし、意外に盛り上がるメニューじゃないかな。
ピクニックに持って行くにもいい、ディップレシピ&セルフサンドアイディア。
今年も活用して、春を存分に楽しむことといたします。