あれはゆうさんだったのか

「ゆうさん、、、!」

黒色のハットを被り、デニムジャケットを着た
彼女は、まさかこんな、代官山の駅前のファミリーマートでばったり出くわすなんてことは万に一つもありえない、偶然出会うとすれば、六本木のクラブかどこかだろう、というような表情で言った。

そして彼女は続ける。

「ゆうさん、、!お久しぶりです!いつぶりだろう、、、」

僕はそれを聞き、僕は以前、どこかで彼女に会ったことがあるだろうか、と頭の中をぐるぐると見回した。

そして3秒ほど頭のなかを探してみたあとでふと気づいた。

僕は彼女にあったことはなかった。

そもそも僕はゆうさんではなかったのだ、、、つづく

ゆうさん、会ってみたいなぁ。

Shingo Kurono

□ ANOTHER STORY

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野沢ともみ

Fumiyoshi

SHINGO KURONO