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発酵文化研究所(運営:株式会社Career Lab) 自身の経験から、日本人の身体に合う伝統的な「発酵食品」を手軽に続けられるようレシピ提供、ワークショップ、食育・腸活アドバイス、各種商品開発を行う。 酒粕料理研究家/発酵マイスター/上級食育アドバイザー/腸活アドバイザー

市販のすし酢で楽しむ、家庭寿司

気温が上がってくるこの時期。
どうしても食欲がなくなってしまう・・・
という方も少なくないかと思います。

そんな方にこそ、お試しいただきたいのが、
市販のすし酢を使ったオリジナル寿司

こんなに多忙な現代では、何もかも手作りは大変。

美味しく配合された市販のすし酢を使えば、
手軽にバランスの良い食事を摂ることができます。
ぜひ、お試しください。

①市販のすし酢で基本の酢飯

市販の「すし酢」といっても色々な種類があります。

ご自分のお好みのすし酢に出会えると良いですが、
もし出会えなかった場合は、少しアレンジしてみてください。

私は酸味の強い物が好みなので、
市販のすし酢と好みの酢を配合していますが、
季節によっては柚子やレモンなどの柑橘果汁を入れたり、
お子様に喜んでもらえるようにマヨネーズを合わせたりもします。

スパイスではカルダモンを合わせるのが好きです。

市販のすし酢によって分量は違いますが、
目安はご飯の分量の約10%程度かと思われます。

ご飯茶碗1杯に対して大匙半分、
1合に対して大匙1~2杯が目安になります。
最初は、お好みで少しずつ調整してみてください。

暖かいご飯にすし酢を合わせ全体を混ぜますが、
できるだけ粘りがでないよう切るように混ぜるのがポイント。
食べた時の食感がサラッと仕上がります。

この酢飯に具材を混ぜ込んでしまえば混ぜ寿司の完成。

これが意外に何を入れても美味しく仕上がってくれるので、
難しく考えずにチャレンジしてみてください。

市販の佃煮などもおすすめ。
甘辛く炊かれた佃煮の旨味が寿司飯と相まっておいしくなります。

さらに手軽な具材はシラスです。
大葉や茗荷、胡麻などの薬味を添えると爽やかですし、
炒り卵を混ぜてあげると、お子様も大喜び。

不足しがちなタンパク質やカルシウムも摂ることができます。

この季節、旬の新玉ねぎのスライス、コーン、トマトなどを乗せ、
マヨネーズを少し添えてあげればサラダ寿司。
1プレートでバランスのとれた朝ご飯としてもおすすめです。

②豪華で楽しい手巻き寿司

ご家庭でのイベントで大活躍間違いなしの手巻き寿司。

巻くものは海苔やレタスになりがちですが、
生ハムや薄切り肉を茹でたものもおすすめ。

テーブルも華やかになりますし、
色々なバリエーションが生まれるので会話もはずみます。

後は、刺身、揚げ物、炒め物など、そのままでも美味しい料理や、
キムチや柴漬けなどの漬物やチーズ、
ポテトチップスやアラレなど食感の違う食材を並べるだけ。

そのまま食べたり巻き寿司にしたり、
お酒を飲む人も飲まない人も、
それぞれに応じた楽しみ方ができるのも嬉しいポイントです。

③残り物も上手に活用

昨夜の残り物。
人数分は無いけど片づけてしまいたい!
そんな時は、なんでも巻いてしまいましょう。

海苔巻きにしてしまうだけで、
残り物に見えず、とても手の込んだ料理に見えます。

私は、鍋の翌日など中途半端に残ってしまう薬味野菜を巻いて
「香り巻き」と名付けて食卓に出しますが、
誰も残った薬味だとは気付かないどころか、
酢の香りと相まって、さらに美味しさを増すので大好評です。

これに、玉子焼きやツナなどを巻くとボリュームアップ。
バランスも良くなります。

この他にも、おにぎりをたくさん握るのが手間な時、
酢飯の代わりに白米で巻いてしまいます。
それを好みの大きさに切るだけで数人分が一気に完成。

切るのも手抜きしたい時は、半分に切るだけ。
ちょっと長めのおにぎりです。
一口かじるごとに違う味を楽しめるように、
具を交互に並べたりすると、お子様は特に大喜び。

海苔のサイズは全形でも半切りでもお好みで。
おにぎり海苔を並べて作ったこともありますが、
巻いてしまえば問題ありませんでした。

難しく考えず、手軽においしく、
「酢」を楽しんでいただければと思います。