いつからか、春の風物詩としてスーパーで手軽に買えるようになった「ほたるいか」。
あの可愛らしいフォルムはもちろん、プチっとした食感と広がる肝の旨みが大好きで、
時期になると、かなりの頻度で購入してしまいます。
「(しなくてもいいけど、すると格段においしくなる)下ごしらえ」と合わせて、
同じく春の味覚、新じゃがと合わせたレシピをお届けします。
■ほたるいかラグーソースの新じゃがバター
・材料(2人分)
ほたるいか 80g
新じゃが(小) 8個(240g)
玉葱(中) 1/8個(20g)
トマト(中) 1/2個(50g)
白ワイン 大さじ1(15g)
バター 10g
おろしチーズ(もしくは粉チーズ) 適量
塩 適量
◀Let’s cook!
①新じゃがを洗って芽を取り、水から茹でる。火が通ったらざるに上げる。
②玉ねぎはみじん切り、トマトは角切りにする。
③ほたるいかの下ごしらえ(下記に詳細あり)をし、6杯を残して刻む。
④フライパンにオリーブオイルをひき、玉ねぎを入れて塩を振って弱火で炒める。透明感が出てきたらトマトと刻んだほたるいかを入れ、水気をしっかり飛ばしてトマトの形がなくなるまで炒め、白ワインを加える。沸いたら、残しておいたほたるいかを入れてざっと炒める。
⑤新じゃがを皮付きのまま半分に切り(大きい新じゃがならひと口大に)、器に盛って少し塩を振る。④のほたるいかソースをかけてバターをのせ、おろしチーズをかける。
*もし、山椒の葉や粉山椒、山椒ミルがあるようなら、トッピングすることを(強く)おすすめします。アテ感が高まること間違いなし。
ほたるいかの下ごしらえは、3ステップ
毎年普及に励んでいる、ほたるいかの下ごしらえ。
小さなほたるいかを、ちまちまとあれこれするのは確かに面倒。
しかし、これをやるのとやらないとでは、食感があまりにも違うので、毎度せっせと下ごしらえしています。
詳細は以下。
目玉は、まわりの黒いところも取るといいけど、ま、どちらでも。
この記事にある「魚の骨抜き」と同様に、小さなボウルに水をはり、骨抜きで取っては洗いながらやるとスムーズです。
そんなに数がなくて準備が面倒な時は、手でやってしまっていますが。
時間のない時には、せめて目玉だけでも処理すると口当たりが違うので、ぜひ。
ほたるいかの産地&生食について
スーパーの売り場でよく観察していると、ほたるいかの主な産地は兵庫県と富山県のようです。
出回り始めるのが早く、私が居住している関東地方でよく見かけるのは兵庫県産。
時々富山県産のものを見ると、兵庫県産のものよりも大きくてぷっくりしているものが多いため、「昨日食べたけど…」というタイミングでも、つい手に取ってしまいます。
盛りになってくると、生のほたるいかを見かけることもあるのですが、これには注意が必要。
ほたるいかの内臓には、「旋尾線虫」という寄生虫がいる可能性があり、十分な加熱か冷凍、もしくは肝を抜く処理が必要とされています。
生のほたるいかを、ちゅるんと食べたらおいしそう!と思っちゃいそうですが、処理されたものなのかしっかり確認した方がよいです。
(以前、富山旅行に行った際、生ほたるいかのしゃぶしゃぶをいただいて「おいしい!」と感激したのですが、処理の確認をしておらず、あれは危険だったな…)
ともあれ、旬のほたるいかは比較的買いやすいお値段で手に入るので、たまにはこんなアレンジ料理も楽しんでみてください。
ビールはもちろん、日本酒やワインなど、全方向アルコールがすすんじゃう1品です。