すっかり春の気候にないりましたね。
4月~6月は結婚式のベストシーズン。ご列席予定の方も多いのではないでしょうか。
きもので列席してみたい…とお考えの方、この季節は防寒も不要ですし華やかな色も着やすいのでチャンスです!
とは言え一体なにを着ていけば…?とお悩みの方も多いはず。今日は結婚式にふさわしいきものをタイプ別にご紹介します。実際の私の参列コーディネートともにご覧ください!
きものの名称や格については前回の記事「『○○式』以外で、きものを着るならこんな時!」をご参照ください。
結婚式のきもの選びのポイントは、会の「形式」と「会場」
結婚式のきもの選びは挙式・披露宴・二次会など会の形式と会場で判断すると間違いがありません。
①挙式から列席の場合
結婚式からご列席の場合は正装での参列が一般的。未婚の方は振袖、既婚の方は訪問着が一般的です。
訪問着は未婚の方でも着られるので、振袖は気恥ずかしい…という方は訪問着でもOKです。レンタルも多いので選択肢も豊富です。
振袖は一般的には20代くらいがメインですが、それ以上でももちろんOK。未婚女性の第一正装ですので、新郎新婦はもちろんご親族にも喜ばれます。
②披露宴から出席の場合
挙式会場のホテルに併設の披露宴会場などの場合は特に、振袖か訪問着が無難です。
レストランなどカジュアルな会場の場合は、付け下げや色無地といったセミフォーマルや正絹の小紋などのおしゃれ着でも大丈夫。小紋の場合はなるべく華やかな柄を選ぶとベターです。
③二次会・パーティのみ出席の場合
カフェやバーで行われることが多い二次会・パーティのみの場合はおしゃれ着が最適。お店の雰囲気に合わせつつ、地味にならないように注意して選びましょう。知り合いがいるなら、あらかじめどんな服装で参加するか聞いておくとドレスアップの度合いが分かって安心です。
④カジュアルな挙式・披露宴の場合
ここ数年で急増しているのが、ガーデンやレストランでのウェディング。格式張らない人前式からパーティへと続くカジュアルなスタイルなら、挙式からの参列でもおしゃれ着で問題ありません。ヘアスタイルはアップにしてアクセサリーなどで華やかさをプラスすることを忘れずに。
きものの場合でもヘアアクセ、ピアス、リングなどは着けて大丈夫。パーティ用のクラッチバッグもおすすめです。
鴛(おしどり)や、宝尽くしなどの吉祥模様を取り入れるのもおすすめ
ちなみに、フォーマルきもので着用する袋帯は二重太鼓という結び方をします。これは慶事に「喜び事が重なりますように」というお祝いと願いを込める意味があるので、付け下げや小紋を着る場合にも袋帯を選ぶとお祝い感が増します!
また仲良し夫婦の象徴である鴛(おしどり)や、宝尽くしなどの吉祥模様を取り入れるのもお祝いのお席にふさわしく喜ばれます。
結婚式こそしきたりが重んじられるシーンではありますが、大切なのはおふたりを祝う気持ち。思い出のモチーフ、おふたりの好みなどを取り入れて心からのお祝いを表現するのもコーディネートのひとつです。
心を込めたおしゃれで幸せいっぱいの一日を!