sumida

東京吉祥寺で古書店「よみた屋」を営んでいます。

古本屋はノンセレクトがいい

魚屋では目利きはするな 三浦哲哉さんの『自炊者になるための26週』という本に、私もよく行く魚屋さんのことが書かれています。料理店への卸売りがメインだけれども小売りもしてくれる店です。そこの店では店主がその日に買うべき魚を… もっと読む »

凡庸な古本屋の日記1

6月1日土曜日 新しく採用したアルバイトスタッフの初出勤日。相手は当然緊張しているが、こちらも緊張する。店長が仕事の説明などをして1日を終える。 6月2日日曜日 日曜日なのに、めずらしく出張買い取りがない。昼食は弁当。終… もっと読む »

「積ん読」って悪いこと?

積ん読の積極的な役割:読むこと以上の価値とは? 「積ん読(つんどく)」という言葉には、ある種のネガティブな響きがつきまとう。買った本を積んだまま読まずに放置する行為を表すこの言葉は、まるで読書の「失敗」を暗示するかのよう… もっと読む »

古本屋の「出張買い取り」の実際

古本屋は肉体労働 本屋という仕事は知的に見られることがあります。とくに古本屋はインテリっぽいようです。しかし、仕事の内実はほとんど肉体労働です。古本屋の仕事の大部分は本を運ぶことです。 特に出張買い取りは古本屋の仕事の中… もっと読む »

「書き込み」のはなし

消しゴム 大人になってこんなに消しゴムを使うのは古本屋ぐらいだという話があります。他の職業のことはわかりませんが、古本屋はとてもたくさん消しゴムを使います。速いときには一週間で一つ使い切ってしまいます。 ずっと握りしめて… もっと読む »

凡庸な古本屋の日記2

6月16日月曜日 雨あがりの井の頭公園をウォーキング。防水でない靴を履いてきてしまったので、露に濡れた草を避けて舗装路を歩く。昨日と同じランナーが抜かしてゆく。 昼食は鴨せいろ。午後から都下で出張買い取り。スタッフと二人… もっと読む »

古本屋立地論

なぜお店をやっているのか 古本屋にもいろいろなやり方があります。販売する方法もお店で来店客に売るだけではなく、通販や催事、古書市場など工夫次第でお店なんかなくても商売はできます。 お店の良いところは、お客さんに本を発見し… もっと読む »

古本って何?

古本って何? 古書店に並んでいる本は、いわゆる古本です。では、それをお客様が買って行って自分の本棚に並べたらどうなるでしょう。それはただの「本」です。あるいは、古本で買った「本」。 では、古本屋の棚に並ぶ前、もとの読者の… もっと読む »

古本屋ってどんなところ?

古本屋のよみた屋です はじめまして。東京吉祥寺で古書店「古本よみた屋」を営んでいる澄田喜広です。 みなさんは古書店に足を踏み入れたことがあるでしょうか。 新刊書店のようにきれいな本ばかり並べた新古書店ではなく、昔出版され… もっと読む »