Goma

アラキミカ、中村亮子からなる料理創作ユニット。 「食」をテーマに日常の楽しい事や嬉しい事を様々な形にして日々製造中。 ジャンルや物事にとらわれる事ない自由で新しい料理活動を目指し、フード提案から雑貨のデザイン、イラストまで全て自分たちでこなす。現在は、雑誌、単行本、webなど媒体での作品発表、雑貨デザイン、国内外でのもの作りワークショップ開催など多彩なフィールドで活動中。著書に『かんたん かわいい だいすきクッキング』シリーズ(あかね書房)、絵本『へんてこパンやさん』シリーズ(フレーベル館)など多数。

試作という名の実験のススメ

こんにちは、もうすぐそこに春は来るというのに、今年はコロナ騒ぎでなんだか落ち着かない世の中。みんないろんな立場で状況が変わったり、なかなか思うように動けなかったりするかと思うのですが……

Gomaもご多聞に漏れず、ワークショップなどのイベントが無くなったり、子どもの学校がお休みになって環境リズムに変化を及ぼしたりしています(と言っても中学生なのでそんなに手はかからない)。

作りたかったものを料理したり、レシピの実験をしたり

少々のコロナ影響もあり、抱えていたお仕事たちもひと段落したので、ここ最近は久しぶりに作りたかったものを料理したり、レシピの実験などをしたりして過ごしています。これが、まあ、なかなか….楽しい。
お仕事や暮らしの中の料理の楽しみ方(限られた時間内でミッションを成功させる面白さもあるけど!)とは違い、食材に、分量に、工程に、向き合う時間というのはなかなか貴重。

Gomaはいわゆる料理研究家さんとはちょっと違った感じで活動しているので、正直長年試作自体も必要回数しか取り組んでいなかったのですが……..、昨年パンの本を製作する際に、今までにないくらい一つのレシピに時間をかけて試作を重ねた所、試作の奥深さにハマってしまいまして……..。ほんの少しの分量や工程の違いで、出来上がりが全然違ってくることもあり、これは果てしなく楽しいぞ、と開眼してしまいました。

 

無農薬の「はるか」をマーマレードに

先日は、手元にたくさんあった無農薬の柑橘<はるか>を、マーマレードに仕込みました。

鍋いっぱい、ゴロゴロと黄色いはるか。たっぷりの水に入れて火にかけ、2時間ほどゆでます。

 

果物を煮る、という行為が大好きなのですが、理由の一つは天然のアロマ効果にとても癒されること。この日も部屋中に柑橘のいい匂いが漂いました。

ゆでこぼしたら、水に2時間つけてアク抜き。果肉と皮に分けて果汁を絞ります。

 

果汁を絞って、皮を刻んで、、とマーマレードはイチゴジャムなんかと違ってちょっと手間がかかるのですが、無心になって作業すると、不思議と心が落ち着くような気がします。

果汁の重量の55~60%くらいのグラニュー糖を鍋に入れて水を少しだけ加えてくつくつ煮ます。煮る時間は柑橘の量によるけど、好みのとろみがついてきたらOK。冷めるとちょっととろみが強くなりますよ。

 

普段の生活ではできなかったことを、やってみる機会

このコロナ騒ぎでよく聞くのは、子育て世代たちの悩み=子どもたちとの過ごし方についてのこと。ほんと急にやってきた想定外の時間に戸惑うのは当たり前ですよね。

お菓子作りはちょっとハードル高いかもしれませんが、ジャム作りなんかはもう少しおおらかに作れたりするので、子どもさんと一緒に作ってみるのも面白いかもしれません。

ジャムはパンに塗って食べるだけじゃなく、ヨーグルトに入れたり、お湯や炭酸で割ってドリンクにしたりもできますし、カレーのチャツネよろしく隠し味にしても美味しいですよ。

ちょっと非常事態で気持ちは落ち着かないけれど、普段の生活ではできなかったことをやってみる機会だと思って、ぜひ。