SHINGO KURONO

1985年生まれ。2006年フランスへ渡りデザインを学ぶ。帰国後国内のデザイン事務所で経験を積み、2015年独立、デザインプロジェクト humar.(ユーモア) に参加。プロダクト、グラフィック、WEBデザインなどジャンルレスにデザイン活動をしている。作る側とそれを使う側の新しいコミュニケーションを模索するTHE HOTEL LINKSや、お茶ブランドTheThéを運営。 http://www.shingokurono.com http://humar.co http://www.thehotellinks.co http://the2.co

貧乏ゆすりとストップウォッチ

以前宮崎駿さんの特集のテレビを見た時に、宮崎さんは絵コンテを描きながらずっと貧乏ゆすりをしている…といっていた。

なるほど、貧乏揺すりをしたら少しでも近づけるのかと思い、仕事をする時に(逆に意識をして)貧乏揺すりをするようにしてみた。なんとなく頭が回転するような感じがして、それからというものずっとやり続けていたら、癖になってしまった。

特に仕事が捗っているときほどその揺れは大きく、Macのディスプレイや、コップにささったペンたちをゆらゆら揺らしながら仕事している。手で描くときなんかは揺れのせいで線が曲がったりしてしまう時もある。

だから一人で作業するときはいいのだけど、カフェでノマドワーカーぶって貧乏ゆすりをはじめでもしたら、周りの視線はきっと厳しいだろうし、カップに入ったコーヒーはこぼれてテーブルの上に輪っかのシミをつくってしまう。

でもネットで調べてみると、貧乏ゆすりにはウォーキングと同じ効果があるらしく、さらには血行がよくなって冷え性がなおったり、脚が細くなったりするらしい。仕事ははかどる、やせる、健康。素晴らしい。

そしてその番組で宮崎さんがストップウォッチでシーンの時間をはかっているのがとても印象的だった。

ので、買った。

特に何に使う訳でもないけれど、ずっと探していて、ヤフオクで見つけて、普段はヤフオクなんてしないのに、アカウントを作った。東京オリンピック年に作られたSEIKO製のストップウォッチ。わずかに盛り上がったガラスが可愛いし、文字の入れ方も新鮮だ。

生きねば。

 

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