年末ってやることが多すぎやしないかと、毎年新鮮な気持ちで驚いている気がします。
仕事納め、大掃除、クリスマス、年越し準備、正月準備…。
特にクリスマスとお正月という、かなり重めの行事の間がたった1週間だというのに、各自がらりとモード切替えする日本国民の皆さまの手腕を、これも毎年のように感心して拝見しております。
(私自身は、どのタスクも適当に乗り切るため他人事のように言う)
とにかく頑張って走り抜かねばならぬこの時期、せめてクリスマスのお料理提案でお力になれないかなと、私のお気に入りメニューであるチキンソテーをご紹介。
SNSでも結構な頻度で発信している定番メニューですが、あらためてレシピにしてみます。
■ぱりっとチキンソテー ナツメグ香る焼きトマトと
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・材料(2人分)
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鶏もも肉 2枚(1枚250~300g)
塩 5~6g(肉の重量の1%)
トマト 1個
ナツメグパウダー 少々
塩 少々
◀Let’s cook!
①鶏もも肉に塩を振る。トマトを輪切りにする。
②油をひかず、フライパンに皮を下にして肉をのせてから点火し、中火にする。
じゅわじゅわと音がしてきたら、フライ返しで全体をしっかり押さえて弱火にする。
フライパンの隙間にトマトをのせ、途中で一度ひっくり返して一緒に焼く。
*肉を押さえて皮を平らにすることで、皮全体がぱりっと焼きあがる
*トマトは、焼けたら取り出す
③側面を見て、7割がた火が通ったらひっくり返して2~3分焼く。
火を止めて、余熱で3分くらい火を通す。
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これくらい火が通ったら、ひっくり返す
④肉とトマトを皿に盛り、トマトに塩とナツメグパウダーを振ってできあがり。
焼きトマトがソース代わりのミニマムチキンソテー。
ぎゅっと押しつけて焼いた皮はぱりっと、余熱を使った肉はジューシーに。
パセリなど緑のものを添えれば、クリスマスカラーの立派なメインディッシュになります。
おいしさランクアップ!鶏もも肉の下処理
もし余裕があるようなら、ひと手間かけて鶏もも肉を下処理すると、脂っこさや臭みを減らしたすっきりしたおいしさに仕上げられます。
処理するのは、余分な脂や血、筋、皮。
肉の面は、こんな感じ。
![](https://brew-by.com/wp/wp-content/uploads/2022/12/b9695ade3866b2c3a65cf860e7d695c2.jpg)
赤丸の箇所を取り除きたい
肉より出ている皮や筋は切り、入り込んでいる血や脂、筋は、肉との間に包丁の刃先を入れて、はがすように取っていきます。
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刃先を入れたら筋や脂を指でつまんで、その下に包丁を入れていく (ケガに注意!)
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こんな感じ
次は、肉をひっくり返し、皮の下に見えている脂を取り除いていきます。
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赤丸の脂を取り除く
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肉の面と同様、脂の下に包丁を入れていく
ビフォーアフターは、このように。
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ビフォー
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アフター
全部取り切ろうと深追いすると、肉が崩れてしまうところもあるので、ある程度取れれば大丈夫。
鶏肉に限らず他の肉や魚介類にも共通したことですが、臭みの大きな原因となる「血」は、できるだけ取り除いた方がよいです。
下処理しなくても問題なくおいしくできるので、忙しかったり面倒な時は安心して省いていただいて大丈夫な工程です。
ただ、このひと手間ですっきりおいしくなるので、余裕がある時にでもお試しください。
では年末年始に向けての皆さまの奮闘を祈りつつ、私も年末年始ToDoリストとの戦いを始めるといたします。
できることを、無理せずできるだけ。
楽しめる程度にがんばりましょー!