史佳

新潟出身の三味線プレイヤー。9歳より津軽三味線の師匠であり母でもある高橋竹育より三味線を習い始め 2000年よりプロ活動をスタート。新潟を拠点に国内外で演奏活動を行ってきた。古典を大切なベースとしながらも、伝統芸能の枠を超えた新しいニッポンの音楽を目指し、現在、ニューヨークを拠点に移し三味線芸術の新しい境地を開拓している。 YouTube公式チャンネル :https://www.youtube.com/channel/UCDcEsCsEsKHs6Oyv-i83Nfw

アローハ!

アローハ!

17年ぶりに訪れたのは、ハワイ・オアフ島である。

旧ホノルル空港からタクシーを拾って、20分ほどでワイキキビーチに到着。
そこから歩いて5分という立地にある、今回滞在のOHANA-Eastホテルに荷物を預け、
早速カラカウア通りを散策する。

17年前当時の観光の記憶はほぼ残っていなかったせいなのか、逆に新鮮にハワイの風を感じた。

至る所にあるABCストアが、17年前より綺麗でオシャレになったなぁ・・なんて思いながらお店に入ると、
マカダミアナッツチョコ、コナコーヒーなど定番のお土産が置いてあって、懐かしかった。

少しお腹が空いて、ロール巻きのお寿司を買って食べた。
中にエビが入っていて、間に海苔が挟まっている巻き寿司である。
日本の巻き寿司とは違ってピリ辛で、一番外側が海苔で巻かれていない。

美味しくいただきお腹が満たされたところで、散策を再開。
1時間ほどカラカウア通りを歩いて、どんなお店があるのかチェックした。

コロナ禍でハワイ観光も大打撃というニュースがあったが、ホノルルは既に多くの観光客で賑わい、元の姿を取り戻していた。

凄い活気である。気温も25℃ということで、暑すぎることなく過ごしやすい。
新潟が5℃くらいなので、帰国後風邪を引かないように気をつけよう・・。
そんな何気ないことを考え、気楽な時間を過ごしていたら、すでに夕方になっていた。

夕食は、ロイヤル・ハワイアン・センター3階にある道楽寿司に決めていた。

渡米前に得た情報で、菊水のお酒が飲める場所だと聞いていたからだ。

道楽寿司ワイキキ店に着いて、まず目につくのは”青木”と書かれた赤い提灯。
理由を聞くと、ロッキー青木さんという実業家の御子息がオーナーだからだそうだ。

チキン焼きそばとバドワイザーを注文して、そろそろ日本酒を・・と思ってメニューを見るも、どこにも”菊水”の文言がない・・。
バーテンダーに尋ねると、”青木”という純米吟醸酒が、菊水酒造が造っているお酒だと教えてくれた。

アルミ缶に”青木”と漢字で書かれていた。

菊水の辛口と同じボトルかな?
早速、一合を冷酒で頂いた。

異国の地ハワイで飲む純米吟醸生詰旨い____。

菊水酒造の純米吟醸は、実はアメリカ販売用に造られているそうで、日本では飲むことができない銘柄である。

開放感と旨さが相まったせいか、いつもより酔いが早い。
ホテルに着くや否や爆睡のホノルル初日であった。

皆様もぜひ、ハワイに行かれたら菊水のお酒を楽しんで欲しい。
日本で飲むのとはまた違った美味しさにハマること間違いなし___。