SHINGO KURONO

1985年生まれ。2006年フランスへ渡りデザインを学ぶ。帰国後国内のデザイン事務所で経験を積み、2015年独立、デザインプロジェクト humar.(ユーモア) に参加。プロダクト、グラフィック、WEBデザインなどジャンルレスにデザイン活動をしている。作る側とそれを使う側の新しいコミュニケーションを模索するTHE HOTEL LINKSや、お茶ブランドTheThéを運営。 http://www.shingokurono.com http://humar.co http://www.thehotellinks.co http://the2.co

2階建て、店舗可、62平米。

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今日も作業の合間に一件見に行ってきました。
このブログもいいのが見つかるまで物件情報ばかりになってしまうかもしれません。

携帯電話がブブッと二回振動したと思ったら立て続けにブブブブッとなった。
「いいの、きましたよ!」と不動産屋さんからのメッセージが。

2階建て、店舗可、62平米。
油面公園の辺、祐天寺から10分程度。
もう決めた、君に決めた!と思い、いやぁ意外にはやく見つかったなぁと、すぐにチャリにまたがり、現地に向かう。
張り切りすぎて、いつか見た映画の森山未來くんのように、こけそうになりながら必死でベダルをこいだ。

けれどもそこはビニルハウスだった。
床もビニルシート張り、壁はもちろん壁紙、いろんな部分に、貼らなきゃよかったのになぁと思うビニル。

田舎の老舗のそば屋さんが、いい感じに手あかがついて年季の入ったお店をリフォームして、テーブルは木目シートになり、蛍光灯のシーリングライトになってしまった感じだ。

思えば、僕たちの生活はほとんどビニルで覆われている。
壁が汚れないように、だいたい壁紙だし、フローリングももはや本物の木なのかシートなのかわからないレベルだ。

でもどうなんだろう。
無理矢理に冷蔵庫を木目調にする必要もないと僕は思う。
目で見る雰囲気はいいのかもしれないけど。

というわけでまだまだつづきます。

Shingo Kurono