SHINGO KURONO

1985年生まれ。2006年フランスへ渡りデザインを学ぶ。帰国後国内のデザイン事務所で経験を積み、2015年独立、デザインプロジェクト humar.(ユーモア) に参加。プロダクト、グラフィック、WEBデザインなどジャンルレスにデザイン活動をしている。作る側とそれを使う側の新しいコミュニケーションを模索するTHE HOTEL LINKSや、お茶ブランドTheThéを運営。 http://www.shingokurono.com http://humar.co http://www.thehotellinks.co http://the2.co

何十年ぶりかの…

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何十年ぶりにマリオをやった。

マリオとルイージが交互に出てきて、各ステージをクリアしていく。

だいたいゲームの設定に合わせて僕がマリオで弟がルイージ役だった。
「なんでそこ落ちる?」とか、「なんでそんなんに当たっとるや!」といってはケンカになっていた気がする。

子供の運動会の保護者リレーで張り切って、若い頃と同じ気持ちで走って脚がもつれてしまうということがよくあるが、まさにそんな状態だった。
全く指がついていかずになんでそこ落ちる?というところでことごとく落ちた。

当時親父やオカンは、「あんたたちずっとゲームやっとらんで早く寝なさいー」と言っていた。
今思えば素晴らしい親だったと思う。

今、僕は、もしも自分に子供がいたとして、夜中までスーパーマリオをやっていたとしたら、「早く寝なさいー」と言えるだろうか。
自分がやり始めて、いや、ちょっと待て、とりあえず3面までクリアしたら寝るぞ、とかいって3面が全然クリア出来なくて、また振り出しに戻って永遠にやり続けてしまう気がする。

Shingo Kurono