SHINGO KURONO

1985年生まれ。2006年フランスへ渡りデザインを学ぶ。帰国後国内のデザイン事務所で経験を積み、2015年独立、デザインプロジェクト humar.(ユーモア) に参加。プロダクト、グラフィック、WEBデザインなどジャンルレスにデザイン活動をしている。作る側とそれを使う側の新しいコミュニケーションを模索するTHE HOTEL LINKSや、お茶ブランドTheThéを運営。 http://www.shingokurono.com http://humar.co http://www.thehotellinks.co http://the2.co

センサースキャン

朝家を出ると、地面が濡れていた。

傘をさし、駅に向かって歩き、駅に着く手前で、道をゆく他の人が傘をさしていないことに気づいた。

視覚だけでものを判断してしまっていた。

きっと音楽を聴いていたからだ。

音楽の選曲を考えていたから、傘をさしたまま歩いてしまっていたのだ。

音楽といえば、iPhoneのジャックがなくなってしまったので、ビックカメラの商品券をもらったので、無線のヘッドホンを買おうかどうかと悩んでいる、というようなことを以前に書いていた。(いろんな人に話していて、「若作りしてんじゃないよ」と何度か言われて、やめた。)

すると実家のおとんから、

「Scribbleって知ってる?Scribbleのペンすごいよ!高いけどね!」

とメールが来た。

センサースキャンで身の周りにある色を再現できるペンだそうだ。
すごいな。でも確かに高い。

そしてビックカメラで買えない。

Shingo Kurono