Yuka Koishi

イラストレーター、キャンプコーディネイター。 焚き火とお酒とカレー好き。 著書に「そうだ、キャンプ行こう!」(スタンダーズ)、「カメラ、はじめます!」(サンクチュアリ出版)、「日本酒語辞典」(誠文堂新光社) がある。

暮らしを見つめる遊び ”キャンプ”の魅力 〜テント編〜

はじめまして、イラストレーターキャンプコーディネイターのこいしゆうかです。

今日からbrew のブロガーとして記事を書いていくことになりました。

イラストレーターとしては、漫画を描いたり書籍の挿絵をさせていただいたりしてます。

また、聞きなれない職業かと思いますが、キャンプコーディネイターは、

主にキャンプを使用したシーンでの、場所のコーディネイトや道具手配や段取り決め、企画提案などをしています。

web、雑誌、テレビなどで出演したり、裏方だったりといろいろ役割は変わります。

他にも「一人用」「女性でも簡単に設営できる」テントのデザインを手がけ、企業とコラボをして販売をしています。

本当のキャンプの魅力を伝えるために


BREWのテーマは「地位や名誉にこだわらず、一方で、高い志を持っている。」です。

それを受けて、わたしにとって高い志しとはなんだろうと考えました。

高いというわけではないのですが、

わたしはキャンプをよりいろんな人にもっと気軽で精神的にもいいものだと伝えていきたいと思って、キャンプコーディネイターの仕事をしています。

キャンプというと、ただの遊びでレジャーで余暇の過ごし方なのですが

実は、もっともっと暮らしと心に近いものだと思っています。

 

例えば、焚き火

焚き火の火には、1/f効果といって、人間にとって癒しの効果があります。

電車のなかで、がたんごとんという揺らぎが気持ちよくてうっかり寝そうになったことはありませんか?

それも1/f効果の1つと言われています。

焚き火のあかりとゆらめきを見ていると、なんだか吸い込まれるように気持ちよくなり

うとうとと癒されるのがわかります。

 

 

例えば、朝

 

太陽のあかりで目が覚め、テントをあけるとまだ生まれたてのような朝露に覆われた木々たちが目の前に広がります。

鳥たちの鳴き声に包まれながら、新鮮な空気をめいっぱい体にとりこめるのです。

キャンプは、ただ外でおうち(テント)をたてて、ご飯を作って、寝るだけの単純なもの。

しかし、視点を変えると

外での借りぐらしを自分でデザインすることができるのです。

「今日は、木漏れ日の下ハンモックにゆられてみよう」

「お家で仕込んだマリネをパンに挟んでハムと一緒にホットサンドにして、朝のコーヒーと一緒にいただこう」

 

キャンプをしているときは、ただただ自然のなかで過ごす自分の暮らしを丁寧に考えられることができる。

それが、本当のキャンプです。

日常で、少し1日の生活が雑になってしまったな、

どうしても家にいるとせわしなく感じてしまうな、

今この自分をとりまくものを一度リセットしてみたいな、

もっと遠くに行きたいな、

そういう方に、届いてほしい。

そう思いながら、日々絵を書いて伝えたり、

ラジオやテレビなどを通して、いろんな人に伝える仕事をしています。

自分のための一人用のテント

 

そんなマイペースなキャンプをするに一番不可欠なのが

「自分一人だけでもキャンプができるようになること」

もちろん一人でキャンプをするのがいいというわけではないです。

ただ、誰かに頼らない。自分のことは自分で用意する。

道具など大変かもしれないけれども、自分のおうちを作るのだから、

そこから楽しんで選んで、自分が大事にずっと使いたいものを探すことからはじまります。

自立したキャンプスタイルは、

きっとその先の新しい自分の暮らしを見つけてくれます。

このBREWでは、キャンプのモノやことから見える、

日常への発見や提案をしていけたらいいなと思っています。

これから、よろしくお願いします。

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Yuka Koishi

イラストレーター、キャンプコーディネイター。 焚き火とお酒とカレー好き。
著書に「そうだ、キャンプ行こう!」(スタンダーズ)、「カメラ、はじめます!」(サンクチュアリ出版)、「日本酒語辞典」(誠文堂新光社) がある。
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