SHINGO KURONO

1985年生まれ。2006年フランスへ渡りデザインを学ぶ。帰国後国内のデザイン事務所で経験を積み、2015年独立、デザインプロジェクト humar.(ユーモア) に参加。プロダクト、グラフィック、WEBデザインなどジャンルレスにデザイン活動をしている。作る側とそれを使う側の新しいコミュニケーションを模索するTHE HOTEL LINKSや、お茶ブランドTheThéを運営。 http://www.shingokurono.com http://humar.co http://www.thehotellinks.co http://the2.co

052から始まる番号から電話がかかってきたときのこと

急に右ポケットが震えだして、052から始まる電話番号から電話がかかってきた。
052といえば名古屋だ。なにかあったっけな、と思って電話に出ると「どうもー、お久しぶりです、」と元気のいい声だった。

専門時代の学校の先生からの電話。確かに時は経っているのだけれど、急にあのころに引き戻される。先生声変わらんなぁ。

用件以外に無駄話をしたりなんかして、あんなことあったね、こうだったよね、と話をしていて、

当時クラスの学級委員長(みたいなもの)をしていて、授業の始まりと終わりの挨拶をしていたのだが、ある日、「今日はみんなに話があります。実は、○○ちゃんとお付き合いすることになりました。」とクラスで発表してたよね、忘れもしないよね、という話になった。

急にそんなことを言い出されて、なんともこっぱずかしいような、甘酸っぱい気持ちになった。おそらく赤面していただろう。

青春だったのだ。

Shingo Kurono