• MASAKO TAKANO

    写真作家/美容師 美容専門学校卒業後、国内の美容室に勤めた後、2006年美容師として渡仏。帰国後も数多く海外を周り、旅の中で撮りためた写真を集めたビジュアルブック「More Than Words」を2015年出版。国内のセレクトショップをはじめ、NYの老舗ブックストア SPOONBILL & SUGARTOWN, BOOKSELLERSでも取り扱いされている。日々のふとした瞬間、ちいさなあたたかいことを綴っていきます。

Life is Beautiful.

日本は何もかもが清潔で、何でも食べられる、欲しいものは全て手に入るのにそれでも毎日がつまらないと嘆く人がいて、億もの情報が溢れているのにまだ足りないと求める。

そこは生活用水や料理に雨水を使い、住所だってなくて、赤道を肌で感じてもSPF1000の日焼け止めや美白化粧品があるわけでもなく、唯一ある食堂で並ぶメニューは5種でも同じ味。
でも事あるごとに踊り歌い笑い、生きることの楽しみを知っている。
シンプル思考とかそんな本は一冊も存在しない。

そこから帰った親友を真夜中に迎えたが、暗闇でも眩しいくらいイキイキしていた。
日本に居た頃、可哀想なくらい肌荒れが目立っていたが、そんな過去の影はなかった。

約1年ぶりでもこれといって特別話すことはなく、日本食が久しぶりな彼女が発する”納豆白米漬物”というワードをこぼれるくらい耳で受けたくらいでいつも通りな私たちだったけれど空気は明らかに違った。

彼女はもっともっとシンプルで、ぶれない真っ直ぐな何かを見つけてきたような。そんな感じがした。
丸の内を歩きながら彼女が言った。
「困らないくらいの食べ物と愛する人がいれば、そこでは人間らしく生きることができて幸せだ。」と。

彼女の仕事を聞いてできる気がしなかった。でも ここに生きている私は無責任ながらも彼女がうらやましくなった。

もちろん何を選ぶかどこで生きるかはfreedomでup to you.
日進月歩で培われたsomethingが生活をより良くしているのも確か。

でも、とても綺麗になっていた彼女に会って「心が豊かであるということ」を私は履き違えていたような気がした。
またいいタイミングで帰ってきてくれたもんだ。

どんな高い化粧品使ったって、心からにじみ出る表情に勝るものなんてないね。
彼女の髪をカットしながらそんなことを思って口角が上がった。

その日は彼女の誕生日だった。

ホントいい顔してたな。
あと1年間で彼女の目はもっともっと美しくなるに違いない。楽しみだ。

そんな数日だったからどうしても飲みたかったけど誰も捕まらなかった今夜にひとりで飲みながらこうして振り返るのも気持ちがいい。
珍しいこともしてみるもんだな。

TeamJICA、微力ながら応援してます。

タイトルは彼女の口ぐせより。

Cheers,R.
http://polepole-kenya.seesaa.net/s/

また一年頑張って来いと心の中で思いながら、背中を押してもらった気がした。

Masako.
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