Yuka Koishi

イラストレーター、キャンプコーディネイター。 焚き火とお酒とカレー好き。 著書に「そうだ、キャンプ行こう!」(スタンダーズ)、「カメラ、はじめます!」(サンクチュアリ出版)、「日本酒語辞典」(誠文堂新光社) がある。

キャンピングカーをレンタルしてみたら、旅はもっと自由になった

先日、北海道で商談があったので一泊二日で仕事仲間と弾丸的に行くことにした。
どうせなら、キャンプもしたいねという話になり、しかし一泊二日のために道具を全部持って行くのも少しだるいからどうしようかと考えていたとき、「キャンピングカー、使いましょう」と提案をされた。

キャンプは何回もしているけれども、実はキャンピングカーに寝泊まりしたことがなかった。

クルマが近すぎるキャンプ場はなんだか景観を損なうようで好きではなかったし、自然をしっかり感じられるのはやはりテントで寝ることかなぁ、なんてことを思っていたから遠ざけていた。

ただ、今年は仕事も遊びもキャンプ三昧な日々だったこともあって、たまには楽チンするのもいいかなということでその提案を引き受けることにした。

寝るも食べるも、キャンピングカーのなかで

北海道に着いてさっそくキャンピングカーをレンタルした。

電子レンジ、冷蔵庫、冷暖房、水道、カセットコンロがついている。キャンプ場の電源サイトで電気をつなげれば、もはや家と変わらないのがすごい。移動する家だ。ただし、布団や鍋やコップやお皿がないので、レンタルもできるがそれは事前に準備をして持って行くのがいい。

キャンピングカーならではの楽しみ

その日は、お昼過ぎまで打ち合わせがあったのでキャンプ場に着いたのは17時すぎ。
いつもだったらここからテントを建ててセッティングをして..と1時間はかかるけれども、電源をセットしてすぐにご飯の準備に取りかかれるから助かった。

焚き火をするのも諦めて(初めてのキャンピングカーだから車内で遊ぶことが楽しく夢中)車内で食事を楽しみ、場内にある温泉にのんびり入って、寝る前にはboard gameを楽しんだ。

一泊二日で北海道でキャンプなんて普通は忙しくてできないのだが、

キャンピングカーはそのまま移動をしてキャンプもできるし、家にもなるし、クルマにもなるため、時間の節約がすごい。

「自然を感じること」が半減するのではないかという懸念も、そんなことはなかった。

朝起きて、カーテンを開けるとすーっと透き通るような青い空を見上げることができる。

「あーすごい場所で寝ていたんだなぁ」と自然を感じることがしっかりできたのがうれしかった。

これが1週間とか1ヶ月とか長い旅路であれば、

日によって時間をもて余したときはキャンプをしたり、キャンピングカーをどこかにとめて少し歩いてみるのもいい。移動をする家なんだから、天候が悪くなったらそこにずっと泊めてひたすらゲームをしてみてもいい。

あぁそんな自由な旅のような人生を思い描いてしまった。

夢のようなクルマだ。

 

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こいし ゆうか

イラストレーター、キャンプコーディネイター。 焚き火とお酒とカレー好き。
著書に「そうだ、キャンプ行こう!」(スタンダーズ)、「カメラ、はじめます!」(サンクチュアリ出版)、「日本酒語辞典」(誠文堂新光社) がある。
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