• Taro Uragawa

    浦川たろう。1989年生。1989年生。スペイン専門のライター・エディター・フォトグラファー。2018年11月までスペインワーキングホリデー中。ブログではスペインワーホリ情報・生活の記録、スペイン語学習などについて書いています。 興味・関心分野はスペインのIT・スタートアップ関連、ライフスタイル。趣味はサッカー観戦と読書。 Blog: https://shumpeiu.com/

スペイン北部への旅行のススメ。

スペインと聞くと一般的には、『情熱の国』『闘牛』『フラメンコ』『パエリア』をイメージする人は多い。

しかし、挙げた単語のほとんどはスペインの南部に関わりがあるものが多い。
パエリアはスペインの東に位置するバレンシア州が発祥であるし、フラメンコはスペイン南部のアンダルシア州の街が発祥である。

ただ、スペインは南だけではない。スペイン北部も魅力が満載だ。そこでここからは、スペイン北部の魅力を、過去に訪れた3都市を例にお伝えしたい。

 

過去に訪れたスペイン北部の街、3都市を紹介

私はこれまで、過去3回スペインに訪れている。その都度、スペイン北部も旅行プランとして入れている。

特にスペイン北西部に位置する『ガリシア州』が好きだ。例えば、州都であるサンティアゴ・デ・コンポステーラや、世界遺産もある港湾都市のア・コルーニャなど。

また、ガリシア州だけでなくカンタブリア州の州都、サンタンデールにも訪れた経験がある。

そこで、簡単ではあるが3都市について紹介したい。

 

サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)

サンティアゴ・デ・コンポステーラと聞いて出てくるキーワードは、『サンティアゴ巡礼』が多い。

サンティアゴ巡礼とは、スペインの北部(他のルートもある)をひたすら歩いて終着地点を目指すもの。世界中から巡礼者が参加するのだが、大きな最終地点として目指す場所がサンティアゴ・デ・コンポステーラである。(正確に言うと本当のゴールはもっと先にあるが、ここでは割愛。)

サンティアゴ・デ・コンポステーラには、サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂があり、辿り着いた多くの巡礼者は大きな大聖堂で礼拝を受けたり、証明書を受け取れる。

サンティアゴ・デ・コンポステーラの見所は、もちろん大聖堂。大聖堂を訪れれば、ゴールにたどり着いた巡礼者が、笑顔で喜びを分かち合う様子や写真を撮る姿が見受けられるだろう。

また、街の中心部に限ればかなりコンパクトなため、徒歩圏内で街全体を周れる魅力がある。

 

ア・コルーニャ(A Coruña)

ア・コルーニャは日本人にとっては聞き慣れない街かもしれないが、ガリシア州ア・コルーニャ県の県都でありZARAの本社がある街だ。街の中心部は現代的で栄えている。世代を問わず多くの人たちが住んでおり、スペインの地方のイメージとは、少しかけ離れていると感じられるはずだ。

また、ア・コルーニャは港湾都市なため、北スペインの海を見たい方にはおすすめしたい。中でも、『ヘラクレスの塔』という灯台は世界遺産にも認定されている。周辺も開けているため、灯台の上からア・コルーニャの街や、目の前に広がる海に感動するはずだ。

 

さらに、サンティアゴ・デ・コンポステーラやア・コルーニャのあるガリシア州は、魚介類が非常に美味しい。特に地元で採れたタコは有名で、スペイン全土でも『Pulpo de Gallego』というタパスが浸透しているほど。

また、ガリシア州の綺麗な水が使われたビール、『Estrella Galicia』と一緒にいただけば、よりスペイン北部の食の美味しさを感じられるだろう。

 

サンタンデール(Santander)

世界的美食の街と言われる、サン・セバスティアンがあるバスク地方の隣に位置するのが、カンタブリア州。そのカンタブリア州の州都を担うサンタンデールもおすすめしたい。マドリードからバス・電車で約5時間だが、ガリシア州とは違ったスペイン北部の良さが感じられる。

雰囲気や食はア・コルーニャと似ている部分があるが、街のコンパクトさはサンタンデールが良い。また、スペインでもスマートシティと言われるほどテクノロジーを街に導入している。

訪れたときに印象的だったのは、美術館やカフェが入る複合施設・カルチャーセンターのCentro Botín(セントロ・ボティン)。外観が特徴がありながら、一定の周辺区域なら無料Wi-Fiが飛んでいる。

周辺は小さな公園にもなっているため、休日や平日の昼下がりは地元の人が集まる。ママたちがおしゃべりをしたり、学生たちが芝生の上でパソコンを持って課題をするなど、日本ではなかなか見られない光景が広がる。

また、カルチャーセンターの目の前には海が広がっているため、春・夏には芝生の上でゴロゴロしながら、海を眺められるのも良い。

 

スペイン北部への旅行をおすすめしたい理由

訪れた3つの都市について紹介してきた。総括するとスペイン北部をおすすめしたい理由は、以下の3点になる。

  • ・スペイン南部とは違う街並み・雰囲気・人柄
  • ・新鮮な魚介類が食べられる
  • ・自然に囲まれた土地が多い

 

スペイン南部とは違う雰囲気・人柄

スペイン南部とは違った雰囲気が感じられるのが魅力だ。
情熱的なスペイン南部のイメージとは違い、冷静なイメージを街並みから感じられる。おそらく、建物の色使いなどが南部とは違っているためだと思う。

また、オープンな性格が多いスペイン南部の人たちとは違い、北部は人見知りをするスペイン人が多い気がする。もちろん、話しかければ話してくれるし、心を許してくれる人ならたくさん喋ってくれる。

どこか日本人の性格に近い人が多いため、日本人は旅行がしやすいかもしれないと感じた。スペイン南部(グラナダ、セビージャ、マラガなど)に行かれた経験がある人は、ぜひ、スペイン北部の街並み・雰囲気・人柄の違いを感じてほしい。新たなスペインが発見できるかもしれない。

 

新鮮な魚介類が食べられる

先述したが、新鮮な魚介類が食べられるのは大きな魅力。タコはもちろん、イワシ、貝類、イカなど新鮮な海の幸が堪能できる。

周りのスペイン人も「ガリシア州の魚介類は食べるべき!」「タコは外せないよね。」と太鼓判を押すほど。

 

自然に囲まれた土地が多い

スペイン北部の魅力といえば自然。マドリードやバルセロナのような自然が少ない大都市とは違い、存分にスペインの緑を感じられるだろう。

特にガリシア州は、自然を前面に押し出した観光誘致も行っており、様々なアクティビティも行っている。

スペイン北部に行くなら春か夏

「結局、行くならいつ頃がいいの?」

結論から言うと、春か夏をおすすめしたい。スペイン北部の冬は寒いが、暖かくなってきた春や暑さが本番の夏なら、ちょうど良い気温で過ごしやすい。また、海を中心とした自然も楽しみやすいはずだ。

ちなみに冬場は、気温が非常に下がるだけでなく雨も降る。雨模様での観光は楽しみも半減してしまうため、できるなら春と夏をおすすめしたい。

スペイン北部の3都市と、全体のおすすめポイントを紹介してきた。情熱の国のイメージとは違う顔を持つスペイン北部に、ぜひ訪れるきっかけになれば幸いだ。

 

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■ 浦川たろう(SHUMPEI URAGAWA)1989年生

スペイン専門のライター・エディター・フォトグラファー。2018年11月までスペインワーキングホリデー中。帰国後のスペイン長期移住を目指しています。ブログではスペインワーホリ情報・生活の記録、スペイン語学習などについて書いています。 興味・関心分野はスペインのIT・スタートアップ関連、ライフスタイル。趣味はサッカー観戦と読書。

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