ゆっけ

「きものシェアクローゼット&サロン 水端」店主。企画会社、老舗呉服店を経て水端をオープン。洋装mix、ユニセックスきものなどルールにとらわれないスタイリングを得意とする。 今の暮らしに馴染む、普段のお出かけをもっと楽しくするきものの魅力を発信します。

リアルな浴衣シーンを想像して、早めのお仕度を!

浴衣を着られるチャンスは夏祭りだけじゃない!

リアルな着用シーンをイメージして早めのお仕度を◎

6月、いよいよ浴衣の季節が迫ってきました!これから百貨店や量販店、ネットショップなどでも浴衣の特設コーナーを見かけるようになります。目にする機会が増えると、今年は何回着られるかな…?とわくわくしますよね。

いざ着よう!となったときにチャンスを逃さないためにも、早めに箪笥から出しておかれることをおすすめします。特に購入をお考えの方は早めに探し始められるのが絶対おすすめ。
でも、実際の着用目的がないとなかなかリアリティがなく探しにくいですよね。

やっぱり花火!夏祭り!

誰もが最初に思い浮かべるのがこのふたつでしょう。しかしそれでは1年に多くても3回程度。

ということで、今回は浴衣でおすすめのスポットやイベントをご紹介します。

①夏ならではのイベントに浴衣で行ってみる

まずは夏らしさをより満喫できる、夏ならではのイベント。

1.七夕まつり

昔ながらの七夕まつりのほかにも、夏のイルミネーションという風情の七夕イベントも近年は増えてきています。イルミネーションを眺めながら浴衣でそぞろ歩き、なんて素敵じゃありませんか?

 

2.盆踊り

これぞ夏の定番!地域でさまざまな盆踊りが復興・新たに誕生しているのをご存知ですか?音楽もJ-POPなど耳馴染みがあり踊りやすい曲が多く取り入れられているんです。浴衣ビギナーさんに盆踊りをおすすめする理由はずばり、着崩れたとしても直してくれる人がたくさんいること!浴衣も踊りも気軽に教えてもらえるのは心強いですよね。

 

3.ビアガーデン

和のイベントばかりではありません!夏のお楽しみの代表格であるビアガーデンに浴衣で出かけてみるのもいいものです。夏の宵に浴衣でクーッと流し込むビール、想像するだに最高!

浴衣で行く際のポイントは屋上や屋外なら突然の雨に備えて屋根のある場所を選ぶこと、洗えるのが浴衣の良さではありますがバーベキュータイプは2回目3回目にすることです。

 

②夏のちょっとしたお楽しみを浴衣で味わってみる

浴衣で行くのは必ずしも特別な場所でなくても構いません。慣れ親しんだ夏のちょっとしたお楽しみも、浴衣なら素敵な思い出になるかも。

 

1.かき氷を食べに行ってみる

甘味処での冷たいおやつの時間も、浴衣だと楽しさが増します。派手ではないけれど確実にキラキラした時間になるはず。

長時間のお出掛けだと着崩れが気になる方は、まずはおやつから初めてみるのもいいかも。

2.夏のアクセサリーやサンダルを買いに行ってみる

いつものショッピングも浴衣だと目線が変わるもの。とはいえ、お洋服の買い物は試着が大変なので小物がおすすめ。アクセサリーやサンダルなど季節を楽しめるアイテムがいいですね。いつもとはちょっと違うテイストにチャレンジしてみたくなるかも?

 

3.銭湯に行ってみる

個人的におすすめなのが銭湯。浴衣でちょっとぶらぶらした後に、そのまま銭湯へ行ってみましょう。いつもと違う服装に、身体は無意識にちょっと緊張しているかも知れません。汗も緊張も一緒にお湯に流してリラックス。あとは帰るだけなので着付けが多少ぶかっこうでも気にならないのもいいところ。

 

浴衣のある暮らしをイメージしていただけたでしょうか?

ビギナーさんには特に、あまり身構えず、まずは短時間に馴れたことから初めてみるのがおすすめです。これまで浴衣を楽しんできた人にも、もっと幅広い楽しみ方をイメージしていただけたなら嬉しいです。