照井 翔登

秋田県横手市出身。ファンドレイザー・コミュニケーションデザイナー。株式会社CAMPFIREの地域連携推進チーム統括。株式会社NOWMO共同創業者取締役CDO。CAMPFIREグループ横断で地域経済にインパクトを与える仕組みを構築。地域・教育・金融分野を中心にソーシャルセクターやスタートアップに参画。発言は個人責任です。

青森のパン屋さんの挑戦。クラウドファンディングを通じてブランドをつくる。

パン屋さんは新商品開発のプロだった

クラウドファンディング業界には2015年から関わり、早くも5年。累計数十億円、数百のプロジェクトを見てきました。

その中でも個人的にブランドづくりを支援している、青森のパン屋さん「リトルプリンセス」と一緒に取り組んできた「ずっしり贅沢りんご食パン」プロジェクトは新しい挑戦でした。

リトルプリンセスを運営する、DreamsSQUAREのCEO舛田さんとの出会いは2018年。

「いい商品ができたけれどもただ販売するだけではなく、クラウドファンディングを使って何か面白いことが出来ないか」とコンサルタントさんを通じて相談いただきました。

リトルプリンセス運営DreamsSQUAREのCEO舛田さんと

パン屋さんは街中にいろいろとありますが、パン屋さんとクラウドファンディングの組み合わせは初めてでした。どうやら相当美味しいものができたようなので、いい商品をたくさんの人に届ける仕組みとして成功させたいと思いました。

今回はこの取り組みについて、紹介していきたいと思います。

全国のパンが好きな人、パン屋さん、食の分野で様々取り組まれている方に読んでもらえると嬉しいです。

りんごが5個以上、果汁100%のパンができました

最初にお会いして打ち合わせしたのは新宿の居酒屋で、青森からわざわざ足を運んでくださいました。私は出身が秋田ということもあり、隣の県同士ということで意気投合。ぜひ成功させましょうとキックオフしました。

そこで相談いただいた商品はこちら。

当時は名前もなく、試作品の段階でした。

この商品がどんな商品なのかというと。。。

青森のりんごが5個以上、そしてパンづくりに必要な水分は100%、さらにこだわりの素材を使ってひとつひとつ手作業でつくられているパン。

こんな贅沢なパンがあるのかと思いました。

打ち合わせ当日は試食することはできませんでしたが、後日いただき、本当にびっくりするほど美味しかったです。新しい味、食感、美味しさ、感動しました。

ずっしり贅沢りんご食パンについて

ずっしり贅沢りんご食パンについて紹介しておきます。
食材にとてもこだわっています。

<内容量>
1本あたり(1.5斤、重さ約1kg)

<原材料>
りんご、小麦粉、卵、乳製品、砂糖、アーモンド、パン酵母、塩、安定剤、増粘多糖類、乳化剤、㏗調整剤、酸味料、酸化防止剤(ビタミンC)

<アレルギー>
小麦、乳成分、卵、大豆、りんご、アーモンド

<賞味期限>
発送日含め冷凍で30日。解凍後は解凍日含め3日でお召し上がりください。

<保存方法>
冷凍で保存。解凍後は常温で、直射日光および高温多湿の場所を避けて保存してください。

①もっこり玉子(坂本養鶏株式会社;東津軽郡蓬田村)
保湿効果が非常に高いと言われています。

②津軽海峡の塩(株式会社駒嶺商店;下北郡風間浦村)
 青森県は津軽海峡のお塩です。

③青森県産ゆきちから小麦粉
 くちどけがよく、持続性の高いソフト食感の小麦粉です。

④マスカルポーネチーズ
口どけがさらに滑らかに良くなります。

⑤フレッシュバター
ふんだんに贅沢に使っています。

⑥青森県産100%りんご果汁
水を使わずに、青森県産100%りんご果汁を使っています。

⑦青森県産りんご
 りんごは手作業でドライに加工しています。

贅沢な美味しさ、みんなが食べたくなる高級路線で挑戦

キックオフしてから、商品名を考えたり、パッケージをデザインしたり、メッセージを考えたり、舛田さん、コンサルタントさん、私でプロジェクトのプランニングをしていきました。

名付けた商品名は、「ずっしり贅沢りんご食パン」。

実際に商品を持ってみると分かる圧倒的なずっしり感と、食べてみると分かる贅沢なりんごの味わいを表現しています。

この時には実際の販売開始をする前に行うクラウドファンディングでしたので、実際にこの商品をこの価格で買ってくれる人が世の中にいるのかというのを試すテストマーケティングとしてクラウドファンディングを実施しました。

販売価格を考えなければいけないわけですが、当然ながらこだわりの食材を使っていることもあり原価も結構かかっています。
この時に出た結論は1本(1.5斤)で3,000円という価格。

3,000円の食パンと言われると高い印象があるかもしれませんが、使っている食材のことを考えたり、何よりも実際に食べてみると納得感があります。

この価格で出してみよう、そう決めてクラウドファンディングに挑戦しました。

クラウドファンディングで世に出してみる

地域特化型クラウドファンディングのFAAVO(現:FAAVObyCAMPFIRE)の青森にて公開しました。

・一つの目安にしていた50万円を大幅に突破
・171人が購入し、3,000円の商品が200以上売れる

上記の結果になり、北は北海道から南は沖縄まで全国各地の方に購入いただきました。
さらに、プロジェクト実施期間中には日本経済新聞さんにも掲載されたり、メディア掲載によるPRにもつながりました。

世界一のりんごギフト!「ずっしり贅沢りんご食パン」を青森から世界へ!
https://camp-fire.jp/projects/view/288901

このクラウドファンディングでの結果、そしてお客様からの嬉しい感想を受け、ずっしり贅沢りんご食パンの全国展開を開始。

様々な商談会などにも積極的に参加し、有名な百貨店さんのバイヤーさんなどにも好評で、販売依頼全国各地での催事やイベントに引っ張りだこです。

その後もタイミングを見つつ、クラウドファンディングに2回挑戦。
実施するたびに新しいお客さんが全国にでき、たくさんの人に青森の美味しさを届けることが出来ています。

青森発の贅沢りんごギフト!「ずっしり贅沢りんご食パン」特別限定販売!
https://camp-fire.jp/projects/view/159775

在庫を特別価格でお届け!青森「ずっしり贅沢りんご食パン」を多くの人に届けたい!
https://camp-fire.jp/projects/view/245770

パン屋さんがクラウドファンディングに取り組むべき理由

冒頭の見出しでも書きましたが、パン屋さんは新商品開発のプロだと思っています。

リトルプリンセスさんも青森で2つの店舗を運営していますが、足を運ぶたびに新しい商品に出会うことができます。

パン屋さんの数は全国で約10,000軒ほどあるそうで、これらのパン屋さんは日々技術の向上を目指したり、新しい商品展開の挑戦をしたり、何よりお客様が感動し続けられるような商品展開を続けています。

もちろん運営の方針などもあるかと思いますが、お店の数だけパンの美味しさがあることを考えると、もっといろんなパンに出会う機会があっても良い気がします。

その美味しさを待ってる人が他の地域にいるかもしれない。
その美味しさに惚れて移住する人がいるかもしれない。

あなたのパンを待っている人に、まだ届けられていない人に、クラウドファンディングを使って美味しさを届けませんか?

ご相談お待ちしております!

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照井 翔登(TERUI SHOTO)

ファンドレイザー・コミュニケーションデザイナー。
照井デザイン事務所代表
HP:https://www.terui27.jp/

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