SHINGO KURONO

1985年生まれ。2006年フランスへ渡りデザインを学ぶ。帰国後国内のデザイン事務所で経験を積み、2015年独立、デザインプロジェクト humar.(ユーモア) に参加。プロダクト、グラフィック、WEBデザインなどジャンルレスにデザイン活動をしている。作る側とそれを使う側の新しいコミュニケーションを模索するTHE HOTEL LINKSや、お茶ブランドTheThéを運営。 http://www.shingokurono.com http://humar.co http://www.thehotellinks.co http://the2.co

白いTシャツとジーパンが似合う女の子が好きだと昔誰かがあつく語っていた。

打ち合わせが終わり、近くだったので久しぶりに代官山蔦屋書店に行きました。
テラスでコーヒーを飲みながら会話する白いTシャツのふたり、Macを開いて作業をするひと、テーブルに山のように雑誌をつんで、スマホを見続けている黒いキャップのひと、それを眺めながら端っこに追いやられた喫煙スペースにいる僕。
平日なのにこんなに混んでいると、みんな何の仕事をしているのだろうと思ってしまう。(ということはきっと思われている。)
全員にアンケートをとって、木曜の昼間に代官山蔦屋書店に滞在する職種ランキングをつくりたいと思う。
貧乏ゆすりの反動と代官山という場所のせいで、タマシイを抜かれたようにぼーっとしていると、意外にいいアイデアを思いついたりする。
思いつく度に電話をかけられる相棒も大変だよなぁ。

風が吹く度に頭の上の木の実がおちて、頭にのせたハットにあたり、いいリズムの音がなる。

この上ない、完璧な初夏です。
あと10分だけ、ぼーっとしようと思います。(10分だけが何度つづくだろう。)
Shingo Kurono

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