照井 翔登

秋田県横手市出身。ファンドレイザー・コミュニケーションデザイナー。株式会社CAMPFIREの地域連携推進チーム統括。株式会社NOWMO共同創業者取締役COO兼CDO。CAMPFIREグループ横断で地域経済にインパクトを与える仕組みを構築。地域・教育・金融分野を中心にソーシャルセクターやスタートアップに参画。発言は個人責任です。

シリコンバレーに学んでから1年。自分は変わることができたのか?

シリコンバレーで学んでから1年経ちました。

2019年8月にシリコンバレーに行ってから、早くも1年が経ちました。
新型コロナウイルスの影響で今は海外に行くことがなかなか考えられない状況ですが、昨年のうちにシリコンバレーという地に行くことができて本当にラッキーだったなと思います。

行っただけで終わりにするほどバカじゃないので、ちゃんと成長している。(と思いたいです。)

今回は、私がシリコンバレーに行って現地の人と出会い、学び、その後日本に戻ってからはどう変わることができたのか、どんな学びが生きたのか、などを振り返って改めて自分を奮い立たせてやろうと思って書いています。

おそらく、現地にいるときや現地から帰ってからすぐの時には割とテンションが上がっていたり、モチベーションが高いため、フィルターがかかっている状況かなと思います。1年という時間が経ったからこそ、冷静に自分を見ることができるようになりました。

「現地にいるとき」が一番強いことが分かった。

私も生粋の日本人なので日本人のことはよく分かっているつもりですが、日本人は自分が置かれている環境に合わせたり、文化に合わせたり、人に合わせたり、いわゆる「郷に入っては郷に従え」の特性がかなり強いと感じました。

シリコンバレーにいるときは、英語でのコミュニケーションが求められる。周りには最先端のテクノロジーを使ったモノがある、世界を変えている企業や起業家がいる。そんな環境にいるので、非日常感の中でいわゆるハイな状態に置かれます。

この環境に置かれた自分としては、英語がもっと話せるようになりたい、自分らしく生きたい、起業家として成長したい、世界を変えたい、そんなふうにとてもモチベーション高く成長欲求に溢れていました。

日本に戻ってから冷静に考えると、現地は圧倒的に「自分が強くいることのできる環境」だったと思います。

でも、シリコンバレーで生活するということを簡単にはできないので、1週間程度、現地で様々なものを見て知って学んで帰ってくるわけです。

現地で見て触れて学ぶことが大事ではあるのですが、本当に大事なのはそこから。学んだことを日本に持ち帰り、日常の自分と向き合った時にどう生かすのかということですよね。

自分と向き合い、自分らしく学びを生かし、なりたい自分へと成長していく。
これができる自分になるための機会のひとつにすぎないのです。

自分に向き合う力はついた。でもまだ挑戦にビビっている

日本に戻ってから、私も新しい挑戦をしたり、もっと成長できるような機会を獲得しにいきました。

英語を学ぶこと、ジムに通うこと、自分のアイディアを形にすること、仕事の中でのレベルアップ、起業すること、もっとたくさんの人と会うこと、などなどいっぱいあると思います。

鉄は熱いうちに打てといいますが、本当にその通り。

日本に戻ってすぐに自分がやりたいことは何か、なりたい自分はどんな自分なのか、そしてその自分になるためにまずは何をやるのかを考え、はじめました。

そういった自分に向き合い、なりたい自分ややりたいことに向き合う力はついたなと思います。

しかし、やりたいことや新しい挑戦を始めたり、さらにそれを右斜め上に伸ばして成長させることは本当に難しいなと思いました。

正直、環境を変えたり、挑戦することにビビっている自分がいます、悔しいですね。
リスクはあるけど、死ぬわけじゃない。
分かっているのに、踏み出せない時があります。

現状の私個人の整理としては、そんなところかなと思います。
向き合う力はついたし、スタートラインに立てるところまでは進めます、ただ踏み出せない時があるイメージです。

とりあえずやってみようぜ、なんとかなる。

上記で書いたような自分なりの課題については自分次第です。
どう動くのかは自分でしっかり考え、整理し、ときには勢いに任せることが大事です、やりはじめてから調整もできます。

Facebookのマークザッカーバーグさんも、

「Done is better than perfect. 」

と言っています。

日本語で解釈すると、

・完璧を目指すよりまずは終わらせろ
・多分動くと思うからリリースしようぜ(サービスを)

などの意味になります。

やってみないとわからないし、完璧にするよりは早く世に出したり、価値を感じてもらうことが大事です。いつまでも自分の中にしまっていては意味がない。

シリコンバレーの景色を思い出しながら、挑戦を続けたいと思います。

 

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照井 翔登(TERUI SHOTO)

ファンドレイザー・コミュニケーションデザイナー。
照井デザイン事務所代表
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