こんにちは!
イラストレーター・デザイナーのるるんです。
今回の記事は前回からスタートした『イラストを仕事にする』連載企画の第2弾です。
連載企画『イラストを仕事にする』とは?
Twitterのアイコン制作に始まり、現在は企業案件も受けているわたしがイラストを仕事にするまでに取り組んだ内容を紹介していく企画です。
「イラストレーターになりたいけれど方法がわからない」といった悩みを抱える方に向けて、今日からでも取り組める内容ををわかりやすく説明します。
ご興味のある方は、ぜひ前回の記事もご覧ください↓
イラストを仕事にする #1 Twitterでの情報収集
前回の記事で、わたしはTwitterの機能を大きく3つに分けました。
【Twitterの3つの機能】
・情報収集
・情報発信
・コミュニケーション
今回は2つ目の「情報発信」について、”イラストレーター”に焦点をあててメリットと注意すべきポイントをまとめていきます。
Twitterでの情報発信①イラストを投稿する
駆け出しのイラストレーターが一番力を入れたいのは、やはりイラストを定期的に投稿すること。
定期的なイラスト投稿を続けていると、イラストが人目に触れる可能性が高くなり、結果的に好きになってくれる人(ファン=フォロワー)が増えるからです。
応援してくれる人が増えればそのぶん描くモチベーションもアップするので、特にイラストがまだ仕事になっていないうちは定期的に投稿することをおすすめします。
わたしの感覚ですが、2〜3日に1回は投稿できるといいと思います。
★ここに注意★
・無理に毎日投稿しない
Twitter上では毎日投稿するためのタグがあります。(「#一日一絵」など)
枚数を描けば上達するという考え方もありますが、イラストのタッチが安定しない、クオリティに自信がない(描画力が足りない)場合は数をこなすより一枚一枚に丁寧に向き合うことをおすすめします。
「必ず毎日投稿する」という制限を設けてしまうことで、時間がかかる苦手なモチーフやポーズなどを練習する機会が減ってしまったり、同じようなテーマ(あえて統一しているのではなく、描きやすいもの)が続いてしまったりと、デメリットも大きいからです。
・「いいね」の数にこだわりすぎない
イラストを投稿して「いいね」がもらえるのは本当に嬉しいことです。
「いいね」が沢山つけば、自分のイラストが認められた→自分が認められたという気持ちになります。
ただ、これは逆の場合も同じことが言えます。
いいねが少ない→イラストが認められない→自分が認めてもらえない
そんな風に感じてしまうかもしれません。(わたしもいいねが少ないとよく落ち込んでいました…)
でも、一番大事なのは「自分が決めた内容を描ききることができたのか」ということです。
それができていれば、たとえ「いいね」が少なくても自分のイラストの成長につながった、と前向きに捉えることができるのではないでしょうか。
Twitterでの情報発信②やりたい仕事について発信する
イラストを投稿するのと同じくらい大切なのが「やりたい仕事(描きたいジャンル)について発信する」こと。
その目的は、
①イラストのテーマを安定させ、上達スピードを上げる
②希望しているジャンルでお声がけいただく可能性を高める
の2つです。そして、①と②はつながっています。
イラストを描き始めたばかりの頃はタッチやテーマが安定しないことがよくあります。
しかし、なるべく早くイラストを仕事にしたいのであれば、最初にやりたい仕事(描きたいジャンル)をを明確にしておくことをおすすめします。
そうすることで、上記2つの目的を達成しやすくなると考えているからです。
たとえば、料理雑誌のイラストを描きたいと考えているのに動物のイラストばかり描いていては、動物のイラストばかり上達して料理のイラストは上達しませんよね。
それに、料理のイラストを描いていない人が「料理雑誌の挿絵を描きたいです」と発信していても、判断材料となるイラストがなければ依頼する側も困ってしまいます。
これからイラストを仕事にしたいと考えている人は、(途中で変わってもいいので)最初に描きたいテーマをある程度はっきりさせておくといいでしょう。
★ここに注意★
これはTwitterをイラスト活動の軸とする上で注意すべきポイントですが、Twitterで「いいね」がもらえるイラストと実際に仕事がもらえるイラストは違う、ということを意識しておくといいと思います。
Twitterで「いいね」が多くもらえるイラストは、緻密に書き込まれた壮大な1枚絵だったり、可愛さに振り切ったキャラクターイラストだったり…どちらかというとアーティストの気質が強いと思っています。(媒体は広告やオリジナルグッズなど)
もちろんそういったジャンルの絵を描く方も仕事として絵を描いていることはあります。
ただ、そういうタイプのイラストを描く方は絵の世界観やオリジナル性で勝負しているのです。
そして、トレンドの影響や競争率も高いと考えています。
一方、仕事に繋がりやすいイラストはあくまでも情報のイメージを補足したり、説明するための位置付けです。(書籍の挿絵やパッケージなど)
こちらはオリジナルの世界観を求められることよりも、わかりやすさや親しみやすさ、ある程度幅広い層に受け入れられることを前提としています。
どちらを選ぶかはその人の考え方次第ですが、「仕事に繋がりやすいイラストの性質」を理解しておくことはとても大切だと思います。
まとめ
今回はTwitterの3つの機能のうち「情報発信」に絞ってメリットと注意すべきポイントを紹介しました。
次回ご紹介する「コミュニケーション」も積極的に行えば、イラストを仕事にするきっかけづくりやモチベーションアップに繋がるので、ぜひご覧いただけると嬉しいです!
ここまでお読みいただきありがとうございました。