hakko-bunka

発酵文化研究所(運営:株式会社Career Lab) 自身の経験から、日本人の身体に合う伝統的な「発酵食品」を手軽に続けられるようレシピ提供、ワークショップ、食育・腸活アドバイス、各種商品開発を行う。 酒粕料理研究家/発酵マイスター/上級食育アドバイザー/腸活アドバイザー

山登りでも活かされた発酵食品

こんにちは。
発酵文化研究所です。

小学生以来、数十年ぶり。
無謀にも、山登りに挑戦してきました。

山に慣れた老若男女の大先輩ばかりで、
とても心強いような、
それがプレッシャーのような(笑)

そんな山登りで活かした発酵のことについて、書かせていただきます。

①初登山。素人の私が心配だったこと・・・

後になって思えば、
もっと他にも心配しておくことがあっただろうと思いますが、
小学生以来ということもあり、

1,体力の消耗
2,紫外線

という、とても安直なものが心配ごととして頭を巡りました。

そこで、約6時間の行程をイメージし、
どの程度のカロリーを消費するのか調べてみたところ、
1日の基礎代謝量の約2倍ということが判明。

そこで、さらにイメージしやすくするために、
そのカロリー消費に値する運動を調べてみたところ・・・

なんと、ほぼ同じ時間ランニングするに等しいということがわかり、
ここまできて、ようやく山登りのハードさに気付き焦り始めます。

そして、心配ごと二つの対策にと選んだのが「トマト」と「甘酒」です。

②トマトと甘酒の最強タッグ

なぜ、このコンビを選んだのか。

それは、トマトには甘酒が持たない、
メラニンの活性化を抑制してくれるという「リコピン」と
こまめに摂るのが効果的な「ビタミンC」「βカロテン」を持つからです。

そこに、疲労回復効果の高いブドウ糖や、
代謝を促進するビタミン群を含む甘酒を合わせることで、
私の心配事の2つを解決するのにベストではないかと考えました。

そして手っ取り早く、水分補給の役目も果たしてくれる、
甘酒トマトジュースという形で持参することにしました。

甘酒トマトジュースは、
市販のトマトジュースと甘酒を使うだけ。
とても手軽なのもポイントです。

③山登りで得たこと

当日は、想定していたよりも暑く、
日差しも相まって、想定以上の汗をかいたことと、
何度も繰り返される傾斜が、これまた想定以上で疲労困憊。

山頂では少し食欲をなくしてしまっていたのですが、
まず、この疲労の回復をと甘酒トマトジュースを飲みました。

すると、みるみると疲労度が回復され、
気持ちが軽くなり、食事をとることができました!

日常では、ここまで短時間に疲労することがなかったので、
こんなにも実感することができるのかと感動したほどです。

この後に待つ下山のことを考えると、
できるだけカロリーを摂っておかなくてはと頭ではわかりつつも、
身体が受け入れない状況だったので、
本当に、良かったなと今になっても思います。

実際は甘酒トマトジュース以外にも、
酒粕を入れたドーナツや、おにぎりに漬物を使ったり、
クエン酸も摂れるように梅干しもと色々な発酵食品の力を借りました。

そして、気付いたのが、
それら全て、先人が農作業の合間などに食していたものだということ。

グルテンを含まず、唾液に含まれる酵素によりブドウ糖に変わる米。
その代謝を助ける働きを持つビタミン群を含む糠漬けや甘酒や味噌。
疲労回復効果の高いクエン酸を含む梅干しや酢。

改めて、こうした食が理に適っているのだなと、
身をもって知ることができた良いきっかけでした(*^-^*)

これからも登山は続けていきます♪