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発酵文化研究所(運営:株式会社Career Lab) 自身の経験から、日本人の身体に合う伝統的な「発酵食品」を手軽に続けられるようレシピ提供、ワークショップ、食育・腸活アドバイス、各種商品開発を行う。 酒粕料理研究家/発酵マイスター/上級食育アドバイザー/腸活アドバイザー

なぜ酒粕が、春の”ゆらぎ肌”におすすめなのか

いつも、ありがとうございます。
発酵文化研究所です。

まだまだ寒い日が続きますが、
間もなくやってくる花粉の季節と同じように、
つらいと耳にすることの多い「ゆらぎ肌

今からでも遅くはありません。
美肌に効果的な「酒粕」について知ることで、
取り入れないのはもったいないと思うはず。

手軽に続けていただけるよう、
市販の板チョコでつくる、
「酒粕生チョコ」のレシピもご用意しました。
最後まで、お読みいただけると幸いです。

①ゆらぎ肌とは

季節の変わり目になると、
なんとなく肌の調子が悪いなと感じられる方、
結構いらっしゃると思います。

温度や湿度の変化に慣れずに、
肌のバリア機能が低下してしまいがち。

それが、回復するまでの間、
一時的に敏感になってしまいます。

花粉や紫外線による外部刺激も影響するので、
特に春、その傾向が強く表れるのではないでしょうか。

これを「季節の変わり目だから仕方ない」
と、諦められている方も多くいらっしゃいますが、
手軽で安価に始められるインナーケアとして、
酒粕の活用をおすすめしています。

酒粕というと、
酒の搾りかすのイメージが強いですが、
「かす」などと言うにはもったいないくらい、
数え切れない程の酵素やアミノ酸、
たんぱく質に食物繊維、ビタミンB群などを持っています。

また、お肌に良いと言われるコウジ酸やセラミドなども含まれ、
内からも外からも美肌に尽くしてくれる優秀な存在です。

そして嬉しいのが、とてもお買い得なこと。
酒粕は一般的に1g=1〜2円程度です。
それを毎日10~20g摂ったとしても、たったの10~20円。
それを1ヶ月続けたとしてもワンコイン程度です。

美容や健康に良いものは色々ありますが、
やはり基本は続けてあげること。

手間や費用がかかるものは続けにくいですが、
酒粕の場合は、いつもの食事に取り入れるだけ。

美肌に向けた、とても良いスパイラルの始まりです。

②酒粕が生みだす美肌スパイラル

ポイントは、美肌作りの秘訣はインナーケアが7割だということ。

ゆらぎ肌の改善にも、
バランスの良い栄養素が必要になります。

酒粕をプラスすることで、
必要とする栄養素や食物繊維を補うことができ、
腸内環境を整える効果も期待できます。

腸内環境が整うことで、
肌荒れの要因でもある悪玉菌の割合が適正になれば、
肌荒れの改善も見込まれます。

こうして善玉菌のバランスも整えられると、
美肌に欠かせないとされる栄養素=美肌菌を生みだします。

この美肌菌。
皮膚上の汗や皮脂を食べ、
潤い効果の高いグリセリンに変えることで、
肌をしっとりさせる効果やバリア機能を果たしてくれるのです。

このように細胞達は日々、栄養素や水分を得て活動しています。
その瞬間だけ良いものを摂るのではなく、
日々の肌代謝をサポートできるように、
毎日、細く長く続けることが美容にも健康にもおすすめです。

③続けるための簡単レシピ「酒粕生チョコ」

とはいえ、これだけ多忙な世の中。

食事に時間を取れないときや、
毎日、作るのが難しいこともありますよね。
ストレス発散に好きな物だけ食べたい時も♪

そんな時のために、ちょこっとつまめる「酒粕生チョコ」
材料も手間も極限まで減らした手軽なレシピです。

【材料】
・市販の板チョコ(お好みの甘さ)・・・50g
・酒粕(練りタイプ)・・・50g
注1)
板粕の場合は水分を足して柔らかくしておく。
注2)
アルコールが苦手な方は十分に加熱してアルコールを飛ばしてお使いください。
その際は、加熱後の分量が50gになるのがベストです。

【作り方】
1、耐熱容器に酒粕を入れる
2、板チョコを手で細かく割りながら入れる
3、湯煎でチョコが溶けたら酒粕と馴染ませる
4、平らもしくは手で丸めて成形
5、冷蔵庫で冷やして完成

お好みでココアパウダーをまぶしたり、
冷蔵庫に入れる前に、
ナッツやレーズンなどをトッピングするのもおすすめです。

冷蔵庫で約1週間、冷凍庫で約2週間は保存可能。

酒粕の風味とチョコの絶妙なコンビネーション。
手軽においしく続けられる「酒粕生チョコ」
ぜひ、お試しください♪