3月18日、ホテル日航新潟で「TWILIGHT SHAMISEN WAVE」ディナーショーが開催された。
この日、3年ぶりにアクリル板が姿を消し、最高の空間であるホテル日航新潟の31階展望台からは、
新潟の美しい風景がパノラマで広がった。
本日は完売御礼120名ものお客様がご来場の予定である。
期待が高まる中、私はプレッシャーを感じていた。
ディナーでは、フルコース料理と菊水酒造の日本酒ペアリングが振る舞われ、乾杯酒には梅酒「紅菊水」が登場。
お料理には、「無冠帝」「菊水の辛口」「ふなぐち菊水一番しぼりスパークリング」が用意された。
豪華なラインナップに、お客様たちは存分に楽しんでいただけただろう。
パノラマから広がる夜景は、雨上がりということもあり、とても澄み切っていた。
そんな最高の贈り物と共にいよいよライブが始まった。
津軽あいや節〜佐渡おけさ入り〜からスタートし、
佐渡・日本海が一望できる会場ならではの選曲で、会場は盛り上がりを見せた。
更家健吾も登場し、史佳のソロパートでさらに会場は盛り上がった。
ライブ後半には、サプライズゲストの竹育師匠が客席から颯爽と登壇し、
親子二重奏で親子ならではの阿吽の呼吸を披露した。
オリジナル曲「神風」「桃花鳥-toki-」を演奏し、会場のボルテージはマックスに。
そして、アンコール「宇宙の花」でしっとりと泣かせた後、ダブルアンコールに突入した。
曲目は、渾身の「即興曲」。
照明がピンスポットのみになり、史佳を照らす。
盛り上がっていた会場は一気に静寂に包まれ、史佳の命の一音一音に聴き入った。
キラキラと輝きを増した音は、外に広がる夜景と見事にマッチし、最高の瞬間芸術を演出した。
このディナーショーは単なるイベントにとどまらず、3年間も続けられてきた感染対策が緩和されたことで、
全てのエンターテイメントの活気を取り戻す大きな一歩になったと確信している。
これからもっと、新潟が誇る日本酒、また地元の食文化や伝統文化を堪能できる機会に、
多くの人が訪れることを期待したい。