史佳

新潟出身の三味線プレイヤー。9歳より津軽三味線の師匠であり母でもある高橋竹育より三味線を習い始め 2000年よりプロ活動をスタート。新潟を拠点に国内外で演奏活動を行ってきた。古典を大切なベースとしながらも、伝統芸能の枠を超えた新しいニッポンの音楽を目指し、現在、ニューヨークを拠点に移し三味線芸術の新しい境地を開拓している。 YouTube公式チャンネル :https://www.youtube.com/channel/UCDcEsCsEsKHs6Oyv-i83Nfw

第一回史水会開催

5月25日、新潟市古町9番町にあるお店「春日町卯つぎ」にて、第一回史水会が開催された。
史水会は、文字通り「史水」を嗜む会であるが、このイベントはひと味違う。


史佳の生演奏というスペシャルメニュー付きである。

店名の「卯つぎ」は、店主が卯年生まれであることと、ウツギという白い花の名前をかけ合わせたことに由来する。
ウツギの花言葉は「風情」「古風」「秘密」であり、大人がゆっくりとお料理とお酒を楽しめる空間を演出している。
まさに、「史水」を嗜むのに相応しい空間である。

史水会には私を含めて10名のお客様が参加してくれた。
皆さんとは顔馴染みであるが、お声がけして喜んで参加してくださる気持ちが本当にありがたい。

まずは、菊水の「蔵光」で乾杯。
初めに最高峰の「蔵光」が登場し、この後に続く「史水」とのバランスが、未知数だったので少し不安になったが、
一瞬にしてそんな不安は消えていった。

まずは前菜として、サザエやサーモン、冷製スープ、なす漬けが出された。
洗練された素敵な器がさらに料理を引き立てる。

乾杯後、冷やして用意されていた「史水」が登場。
このお店は基本的にワインバーであることから、「史水」はワイングラスに注がれた。

改めて、皆で「史水」に乾杯
皆さんは「史水」を口に含むと、「柔らかい味わい」「史佳さんの音色みたい」「これはグイグイいける」など、嬉しい声を聞かせてくれた。

次に白身魚の料理が出され、そのタイミングで三味線の準備を整え、生演奏スタート。

これまでずっと三味線を奏で聴かせてきた「史水」に、最後にもう一度この音色を聴かせることになる。

一曲目、ゆったりとした曲『津軽三下り』を選曲した。
余韻の長い曲なので、「史水」との相性は抜群である。

『津軽三下り』の演奏が終わると、次は『鯵ヶ沢甚句』を演奏した。
この曲はさらにスローテンポであり、料理と「史水」をじっくりと味わうのに最適であった。

2曲演奏した後に、ここでブレイクタイム。

実は、私はこの時点でまだ一滴も日本酒を飲んでいなかった。
通常はお酒を飲みながら演奏するということはしないのだが、この日は無礼講である。

私も少し「史水」をいただいた。

ワイングラスに注がれた「史水」は、最初より少し温度が上がっていたので、とても柔らかな味わいがあった。
これまで常温でしか「史水」を飲んだことがなかった私にとって、冷たく冷やしたところから、少し常温へ戻った絶妙なこの状態が最も美味しいと感じた。
この絶妙さは、私の奏でる三味線の音色そのものなのかもしれない。

そして、皆さんのグラスはどんどん進み、用意した「史水」はあっという間になくなった。
史水会後半は、『津軽じょんから節』などで盛り上がり、最高の宴となった。

第一回史水会は大盛況であった。
ぜひ、これから色々なお店で史水会を企画していこう。