史佳

新潟出身の三味線プレイヤー。9歳より津軽三味線の師匠であり母でもある高橋竹育より三味線を習い始め 2000年よりプロ活動をスタート。新潟を拠点に国内外で演奏活動を行ってきた。古典を大切なベースとしながらも、伝統芸能の枠を超えた新しいニッポンの音楽を目指し、現在、ニューヨークを拠点に移し三味線芸術の新しい境地を開拓している。 YouTube公式チャンネル :https://www.youtube.com/channel/UCDcEsCsEsKHs6Oyv-i83Nfw

スケートボード発祥の地

8月1日夜、今年すでに2度目となるLA(ロサンゼルス空港)に到着した。

LAXITという無料シャトルバスに乗ると、タクシーやUberに乗車できるエリアに連れて行ってくれる。

タクシーにスムーズに乗車できて、ホッと一息。

30分ほどで、今回の滞在先であるベニスビーチに到着した。

滞在費用を抑えるために、今回の滞在先は、Podshare VENICEというシェアハウスを選んだ。

ベッド以外のキッチン、バス、トイレは、すべてシェアというのは、今まで経験がなく不安であったが、たまにはこうした海外滞在の醍醐味を味わうのも悪くはない・・・と自分に言い聞かせた。この日は即就寝し、行動を開始したのは次の日である。

次の日の朝、早速ベニスビーチに向かった。

LAの気温は、24℃前後と快適である。

もともと乾燥地帯なので、新潟のような蒸し暑さがなくカラっとしている。

一年を通して快適に過ごせるLAに、日本から大物ミュージシャンが移住するのも頷ける。

日本と違い、広大なLAは周りを気にせず、自分のやりたいことに集中できる場所なのかもしれない。

LAのあるカリフォルニアは、スケートボードの発祥の地としても有名である。

ここベニスビーチには、スケートパークがあり、スケーターにとっては憧れの聖地だ。

今回の旅に同行したのは、スケートボードが好きな男子である。

早速、現地のボードショップを訪れた。店の人にお手頃なボードを出してもらい、即決購入。

彼は、最初は滑るのを躊躇していたが、だんだんと雰囲気に慣れてきて、ボードに乗り始めた。

一方私は、いつもの通り、三味線ストリートパフォーマンスに入る。

今回は、少し早い夏休みを兼ねていて、気持ち的にもリラックスできる滞在であった。

毎日ベニスビーチに行き、太陽の下、ひとりはボード、ひとりは菊水アロハシャツを着て三味線。夜は、サンタモニカでサンセットを見ながらのステーキ。

男同士の最高の時間を過ごした。

LAのとある和食のお店では、『史水』が飲めるという情報を得ていた。

故郷新潟で愛情を注ぎ込んだ『史水』が、遠く離れたカリフォルニアで味わえるとは感無量である。

近い将来、男同士、LAで日本酒を酌み交わそう___。