山笑海笑

神奈川県西部在住。丹沢や大磯丘陵を歩いて、風景を楽しみ動植物を愛でるのが好きです。今は仕事で尾張の国におりますが、週末は郊外に出て山野を歩き回っています。

小型バイクで、ワタクシ的 ”ズベノー計画” 始動!

ふふふふふ…ワタクシの「ズベノー計画」が遂に日の目を見る時が来ました♪

とは言ったものの…

ズベノーとはこれ如何に?

「ズベノー(ズヴェノー)」とはロシア語で連結、連帯などの意味がありますが、ズベノー計画とは旧ソ連軍が航続距離の長い大型爆撃機に航続距離の短い戦闘機を連結し、制空しつつ爆撃を行う航空艦隊構想に基づいた作戦で、立案した航空設計者ウラジミール・ヴァフミストロフの名を取って、「ヴァフミストロフ母機搭載機計画」とか「ヴァフミストロフ・サーカス」などと呼ばれることもあります。空想的な話と思いきや、実際に第2次世界大戦の緒戦で出撃したズベノー航空隊が枢軸国ルーマニアの港湾や橋梁を爆撃し、ある程度の戦果を挙げた事例が記録されています。

さて、ワタクシのズベノー計画です。覚えている方がいらっしゃれば幸いですが、きっかけは、昨年の初秋、信州の鉢盛山まで山歩きに出かけた際、登山口にアクセスするガタゴトの未舗装林道に「鈍牛」こと大型ミニバンで乗り入れて難渋したことです。この時、今後の林道走行用に小回りの利く車両を確保しようと思ったのですが、車をもう1台購入するのも無駄(自宅にかみさんのK-carあり)、鈍牛くんを買い替えるのも年寄りの福祉車両を兼ねてるので無理…

(R5.9.16 鉢盛山林道)

思案した結果、維持費の安いバイクを購入することにしました。五十路の手習いでバイクの免許を取ることにしたのです。バイクといっても物欲が深い沼男のワタクシ。あまり選択肢があると将来あらぬ方向に波及しかねないので、最低限の普通自動二輪(小型、AT限定)を選択しました。結局のところ林道走行用に適したホンダ・ハンターカブが乗れればいいんですから。

しかしまあ、30年ぶりの教習所通い。スクーターすら乗ったことが無かったとはいえ、大型や中型の二輪を取りまわす若い衆、特にオネエちゃんの手前、一本橋走行に失敗するおっちゃんは実に情けないものがありましたね(笑)また、教習所を卒業しても住民票を神奈川に残したままでしたので、時間をつくって横浜・二俣川の運転免許センターに足を運ぶのも面倒でした。某試験問題事前講習所がまだ営業していて懐かしかったですけどね(笑)

さてさて、晴れてバイクの免許を手にしたのは令和5年が暮れかけた12月下旬。その週末には、まだ教習所通いの最中に唾をつけておいたバイクを引き取りに行きました。先ずはご覧ください!

ホンダ・ダックスST125(笑)

え?これ、ハンターカブじゃないじゃん。と思われる方もいらっしゃるかと存じますが、ダックスに変更した理由は保管場所です。バイクを購入しようと決めた頃、先ず住んでいる名古屋のマンションを管理する不動産屋に聞いたところ、なんと駐輪場があるもののバイクは禁止!のっけから暗礁に乗り上げてしまいました。

物欲に関しては妥協しないのがワタクシの強味です(笑)すぐにネットで近隣の駐輪場を探しました。ところが、人目に付く場所で屋根付き、更に賃料が月額5千円程度の物件はなかなかないものです。仕方なく一番条件に適合した徒歩20分の収納ボックス(バイク可)に決めようとしたある日、ネットでハイエースなどワンボックスカーでバイクを運ぶ通称「トランポ」が目についたのです。

ケースによっては、Kバンでも大・中型バイクが運べるようなので、これは我が鈍牛くんにも積載ができるのかないかと思い始めたのでした。とはいえ、トランポで使用されている車は後席が可倒式。鈍牛くんの後席は生意気にもキャプテンシートなので折りたたみができません。そうなると、後席を一番前にスライドさせたスペースにバイクを積載することになります。当然、積載するバイクの車長は短く制限されますが、ハンターカブは排気量が小さいとはいえ車体がやや大柄ですから車載に不安がありました。ネットを見ても鈍牛くん(アルファード)への積載事例がありませんし。

そこで、一か八かできるだけ小型のバイクを購入して載せてみることにしました。懐かしいホンダ・モトコンポでもあれば楽々何でしょうけど…あ、モトコンポでは未舗装林道走れないよね(笑)

なんやかんやで白羽の矢が立ったのが小型AT免許で乗れるダックスST125でした。使い勝手は積載能力の高いカブシリーズに大きく劣りますが、見た目小さいしスタイルも結構いいなと思っていました。また、人気の高さに比して生産数が追い付かず予約から納車まで時間がかかるという噂でしたが、販売店に聞いたところ、偶然数日前に入荷して、待ち時間なく納車できるタイミングの良さが決め手でした。

ダックスなど小型自動二輪は高速道路を走れません。鈍牛くんにダックスを積載して遠方まで進出し、目標が近づいたら適当な場所でダックスを降ろして、局地的に小回りの利く行動ができるわけです。

ズベノー計画、ここに結実す🎶

納車当日、ホームセンターで購入してきたトランポ用品、積載用のラダー(はしご)や人が乗るための踏み台、固定用のラチェット、車体の下に敷くマットを鈍牛くんに積み込んで、やって来ました赤男爵・名古屋八事店。文字通り乗るか反るかの大博打、ドキドキで積載したとろ、見事積載することができました!その時の喜びったらありません♪いきなり鈍牛くんで乗り付けて、やったこともないトランポで引き取りたいなんて抜かす客に店員さんもやや呆れ顔でしたが、すぐにご対応いいただき、ラチェットの締め付けなど手際よく納めていただきました。ありがとうございます。

さて、納車後速やかにズベノー計画を実行…練習をしたいと思い、おなじみ豊田市の矢作川上流域の山間部に出かけました。小型バイクとはいえ車重100㎏超の車体をミニバンから乗降させるのはなかなか骨の折れる作業です。初回から危うく倒しそうになりました。そこで、降ろすときは車を坂道の上り方向に向け、乗せるときは逆に下り方向に向けることにしました。我ながらナイスアイディアです♪

(納車当日、奥三河藤岡の寒桜)

コンタクト!走り出したときの車やチャリと違う加速感、奥三河の自然の中で風を感じたとき、二輪乗りの醍醐味ここにあり!という感動を味わいました。がしかし、それはすぐに恐怖に変わりました。山間部でも意外と交通量が多く、ミラーを覗くと後続車が列を成しています。更に恐ろしいのは、この地域に採石場が多いのか矢作川の浚渫事業なのか、ダンプカーがバンバン走っているのです。数百メートル走っては路肩に止まることを繰り返していました(笑)

あとは普段使わないとはいえ、カーナビがないのもちょっとした方向をつかむのが難しいところです。追々、スマホナビのお世話になることでしょうけど、ふーむ、パケット使い放題にしないとね。

そんなこんなで実現したワタクシのズベノー計画。その後、お正月は地元に持ち帰り、丹沢の林道に乗り入れたり大磯=渋沢丘陵などで転がしてみました。失敗したのは、山歩きと温泉を兼ねて美濃地方に出かけた際、車載時に外したミラーを付けわすれて走行してしまったこと。なんかキョロキョロしている自分に違和感を感じた矢先、待ってましたとばかりにパトカーが対向してきたので慌てて郵便局の駐車場に逃げ込んでしまいました。幸い気づかれず事なきを得ましたが、この場を借りてお詫びいたします。(秦野丘陵にて)

(表丹沢戸川林道にて)

タイミング悪くバイクを転がすには厳しい極寒の季節になってしまいました。今後も寒さに負けず練習していきたいですし、春が益々待ち遠しくなりました。

今回もご笑覧いただきまして、ありがとうございました。