その時は突然やってきた。
日本の裏側でそれはそれは不思議な1週間を過ごした。
帰国してもう数日が経つ。
成田に戻ると高野お馴染みのロストバゲッジに遭い、
いつかを回想させた。
ここはさすが日本。
ほんの数分で荷物の在処を特定され、深い謝罪を受け手ぶらで帰る。
何もかもがほぼ確実で平和な日常に戻った。
行く前は帰国したら安堵感で満たされると思っていたが、
現実には真逆にある感情が遥かに優っていたのは確かなことだった。
数日後遅れて届いたスーツケースの中身は日常に順応しなくてはとするように一瞬で片付けたが、手荷物としてずっと一緒だったカメラは開きもしなかった。
恐る恐る撮ってきた写真をやっと確認してみる。
本当に行ってたんだなと夢心地ながら深い余韻が続き、
それが弾けるように何かがどっと込み上げた。
胸も心も頭もいっぱいになり過ぎて途中で見るのをやめた。
書くと約束していた感想をまとめようと試みるが、
ペンは全く動かない。
もうすこしの間、この余韻に浸ろうと思う。
今言えることは、喜びも悲しみも、光も暗も、ありのまま全てを感じ、
とても大きく優しく包まれるような溢れ溢れる無償の愛情を沢山注いでもらった美しい時間だったということ。
それを感じられるのは日本があるからということも。
感謝、感謝。
At
Sait Mary Joy Leaning Center
in Kombewa-Seme,Kenya.
Asante,
Masako.
ps.もう少々お待ちくださいませ,