名久井 咲

1988年生まれ。東京を中心に活動する自営業のアートディレクター。 主な活動内容はプロジェクションマッピングやレーザーマッピングによる空間演出と、グラフィックデザイン、web制作、映像制作による広告デザイン。オリジナルキャラクター「さくらいろのうさぎ」を始めとしたLINEタンプも販売中。  ◆ HP:https://nakuisaki.info 

レーザーマッピングとは?プロジェクションマッピングとの違いも解説

8月も終わり、徐々に秋へ近づいてきましたね。
秋はアート系のイベントも多い時期なので楽しみです。

今回は、前回かかせていただいた『プロジェクションマッピングで花火を』にでてきた、レーザーを使った演出、 “レーザーマッピング” についてお話していきたいと思います。

レーザーマッピングとは

レーザーマッピングとは、レーザーを使ったアニメーションの投影、光の線で表現する技術です。
レーザーの一般的な使われ方はライブやクラブなどで線を見せるイメージが強いですが、これを線を見せるだけでなく、レーザーが打たれた先の点を見せるという手法です。

2013年に日本初のレーザーマッピングを行った際、データ制作を担当させていただいたのですが、レーザーマッピングの定義付け的なものがまだなく、名前もまだあまり認知されていません。

レーザーマッピングとプロジェクションマッピングの違い

プロジェクションマッピングは映像を面で見せるのに対して、レーザーマッピングは点が移動した残像の線で見せるため、名前は似ていますが、全く違った表現になります。
プロジェクションマッピングの方が映像の分、表現は多用的ですが、レーザーマッピングのメリットは、明るさにあります。

もちろん機材のスペックにもよりますが、実際に見ると、その明るさには圧巻です。

また、スモークと組み合わせることでマッピング面だけでなく、空間全体も演出でき、プロジェクションマッピングやライティングと組み合わせられるので、表現の幅が広がります。

レーザーマッピングとプロジェクションマッピングの組み合わせ

プロジェクションマッピングだけだと見慣れてきた感じもある中で、何をプラスアルファーするかが大事になってきています。
キネクトなどのセンサーを加えたり、LEDにしてみたり、色々なパターンがある中で、レーザーマッピングとの組み合わせは、光のコントラストが演出のアクセントになります。
最近では東京ディズニーランドで、プロジェクションマッピングとレーザーマッピングの組み合わせをとても効果的に使用されていました。

まだまだ可能性がありそうなレーザーマッピング、もっと活用の場が増えたら楽しみですね。

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名久井 咲
1988年生まれ。東京を中心に活動するフリーランスデザイナー。
主な活動内容はプロジェクションマッピングやレーザーマッピングによる空間演出と、グラフィックデザイン、Web制作、映像制作による広告デザイン。
うさぎやねこのキャラクターのLINEタンプも販売中。

HP : http://nakuisaki.info
LINEスタンプ : https://line.me/s/shop/sticker/author/1662

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