ゆっけ

「きものシェアクローゼット&サロン 水端」店主。企画会社、老舗呉服店を経て水端をオープン。洋装mix、ユニセックスきものなどルールにとらわれないスタイリングを得意とする。 今の暮らしに馴染む、普段のお出かけをもっと楽しくするきものの魅力を発信します。

「無冠帝」をお供にきものんべえピクニックしてみた!

映える大人のピクニックがしたい!

はじまりは…菊水酒造さんから「無冠帝」が届いた!

先日、菊水酒造さんから美しい日本酒をいただきました。薄青の美しいボトルには「無冠帝」のラベル。同梱されていたリーフレットを広げてみる。「ちょっといいコトあった日を、もっと輝かせる、キレイな日本酒。」「ハレノヒのテーブルに。キラリと輝く、新しい和のテイスト。」特に私世代の女性が心惹かれるコピーではないでしょうか。

何より私の目を引いたのは「ワイングラスでおいしい日本酒アワード金賞受賞」の文字です。その瞬間、着物女子たちがワイングラスで乾杯している画が完璧に脳内に浮かびました。このお酒で着物女子会をしたい!

 

日本酒×きもの×女子会 夢のコラボが実現!

せっかく女子会をするなら、秋晴れの下でピクニックがいい。鴨川でお酒とおしゃれなおつまみで大人のピクニックだ!しかもワイングラスときたら絶対に映える!名付けて「きものんべえピクニック!」

ということで、すぐさま同世代の着物とお酒が好きな女子たちに声をかけました。集まったのは30代の女子4人。それぞれに自由な働き方と趣味を楽しむ素敵な友人たちです。ちょっと特別な日のためのキレイな日本酒を一緒に味わうには最高のメンバーです。

平日の昼下がりにきものに身を包み、日本酒とおつまみとちょっとの背徳感を抱え、いそいそと川へ向かう。鴨川は京都のほぼ中心を流れる川で、京都の人々の暮らしに密に寄り添う存在です。この日もベンチで読書をする人やウォーキング・ジョギングをする人、犬の散歩をする人がいたり、広場ではシニアのグループがペタンクに興じていました。

いざ、きものんべえピクニック!

持ち寄ったおつまみをお皿に広げ、ワイングラスと無冠帝の青いボトルが並ぶとなんとも優雅な光景!

まずは乾杯。ひとくち含むとするっと喉を落ちていく感覚で、日本酒のこっくりとした香りはありながらも白ワインのような飲み心地です。普段は日本酒をあまり飲まないという友人も「飲みやすい!」と驚いていました。ワイングラスで飲むというのがまた、特別感があってたまりません。

おつまみは持ち寄りにしたのですが、見事に多様な皿が並びました。ガーリックとシュガーの2種のラスク、奈良漬け、焼き芋、ドーナツ、私はアンチョビポテトサラダとセロリのさきいか和え、クラッカーを持参しました。友人たちは「家で日本酒を飲まないからどんなおつまみが合うか分からなくて」と心配そうだったので、ひとつずつペアリングを試してみることに。

結果、洋風の食材がほとんどだったのにどれともよく合うのでびっくり!アンチョビを効かせたポテトサラダとの相性が抜群だったのは、白ワインと近い証拠ではないでしょうか。意外なことに甘いおやつともよく合い、特にラスクとの相性の良さに驚きました。

日本酒におつまみにスイーツにきものと、こんなに最高な役者が揃っていれば盛り上がらないわけはありませんね。お互いのきものコーディネートについて語ったり帯締めの結び方を教えあったりしながら、最終的に仕事や結婚など女子会らしい話題で楽しみました♪

 

女子会に無冠帝がこれからの定番になるかも?

720mlのボトルはあっさり空になり、日が暮れてきた頃にピクニックは解散しました。女子会で日本酒というと酒豪…?と思われそうな雰囲気がありましたが、無冠帝ならワイン感覚でおしゃれに楽しめることが実証されました!今回のメンバーもすっかり気に入ったようで、早くも次回の開催の相談がなされています。これから寒い季節にはホームパーティもいいですね。あっさりした肉料理にも合いそうだったので次回は鶏ハムを作ろうと思います。

女子会にワイングラスで無冠帝、おすすめです♪